「とりあえずビール」の崩壊

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342.jpg 毎日暑い日が続き、何となくビールでキュッとやりたくなる時期になった。しかし、今年の上半期はビールの売れ行きが悪く、1990年代半ばをピークに減少しはじめ出荷量が過去最低になった。それなのに、ビール大手5社は若い世代に飲んでもらおうと、発泡酒だけにとどまらずいろんな種類のビールを登場させている。その際たるものがサッポロビールである。サッポロビールといえば黒ラベルであるが、最近は電車の名前を文字ったり地方色を出したビールなど限定品と称して出しているようだ。

しかし、現実は厳しくみんなでビールとはいかないようで、一世を風靡した飲み屋での一言「とりあえずビール」というキャッチフレーズが徐々に失われつつある。
我々団塊の世代は個人の好き嫌いに関係なく、まず1杯はビールから始まる。特にアサヒスーパードライの1杯目は格別である。
しかし、若い世代は違うようで、最初の1杯が男性はウーロンハイや日本酒だったりして、女性は甘味系の青りんごサワーだったりするようだ。どうも若い女性はビールが苦いのでサワーだったらジュース感覚で飲めるという印象が強いようだ。

ではなぜビールの需要が減ったのか。80年代まではビールを飲むことには安心感があったが、最近は会社のサークルなどでもビールより焼酎やワインなどで乾杯することが多く、ビールで注ぎあうようなことも若い世代には習慣として薄れてきた。

 この頃の若い世代は、普段は発泡酒を飲用し週末になると高級ビールを飲む人が多くなってきたようだ。それとビールを一番愛好する年配者は、経済的な理由や発泡酒の出現により本当のビールを飲めなくなってきたのも1つの原因かもしれない。若い世代のビール離れ、高齢者の飲酒量や飲酒金額の減少により「とりあえずビール」という習慣が薄れてきているのが、ビール好きの私にとっては残念なことだ。
参考資料:酒文化研究所 毎日新聞 読売新聞 より

Drの四方山日記(342)


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