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先日、神奈川県で警察官が乗車マナーの悪い高校生を注意し、口論となって平手打ちをしたため現行犯逮捕された事件で、全国から警察官に対して同情的な電話や電子メールが300件以上集まった。警察官を視察する監察官は「かつて逮捕事案でこのように同情的な意見を寄せられたことは無い」と戸惑っている。
事の発端は4日夜、電車内で実銃を模した30センチ大のライターを他の乗客に向け悪ふざけしていた男子高校生を、同僚と酒を飲んで帰宅中の警察官が駅を出たところで、ライターを取り上げようとしたら口論となった。高校生は言うことを聞かなかったので平手で数回殴り数週間の怪我をさせ、駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。
最近の中高生を見てみると全てではないが、人の言うことも聞かない、規則も守らない、自由と平等を混同している若者が多く見られるのも事実だ。この一警察官と高校生の間でどういうやりとりがあったかは定かではないが、世間に対して迷惑や犯罪行為などがみられた場合、大人は子どもを“指導”すべきだし、“勇気”を持って注意することが必要である。ところが最近の大人は警察官や教師であっても注意しない人が多い。10代の世代と年齢を重ねた大人の差は、人生の経験、立場や考え方の違い、中高年の達観などである。今回のこの警察官の行った行為は、ある面では勇気ある行動であるが、その反面暴力を振るったことは確かにいけない行為ではあるとは思う。しかし時として10代の世代を指導する上では必要であると個人的には思っている。法治国家である日本では他人に体罰を加えることは法に触れる行為であるため、なかなか口頭だけの注意では終わらないことが多い。何しろ、今の10代の子どもたちは、家庭や学校での礼儀や挨拶、そしてマナーの教育を徹底的に受けていない為、倫理観や道徳心が非常に欠落してしまっている。そういうご時勢だけに今回のようなマナーもわきまえない高校生が悪ふざけというか犯罪に近い行為を行った時に、法の番人として許しがたく、正義感で行ったことであるだけに、普段から道義に反する言動に対して快く思っていない人たちからの思いが今回の警察官の行為に対しての同情的な意見として表れたのではないだろうか。この警察官はいわばその実行者である。
参考資料:毎日新聞 より
Drの四方山日記(383)
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