「幕の内内閣」の行く末

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393.jpg 25日、第91代首相に指名された自民党の福田康夫総裁は早速、首相官邸で組閣に入った。安倍前首相の突然の辞任以来、日本の政治経済は混迷を極めていたが、何とか日本のトップだけは決まった。しかし福田首相に年金流用禁止法案、政治資金規正法改正案、イラク復興支援特措法廃止法案、さらに格差社会の是正など多くの難題・課題を抱え、果たして解決できるのであろうか。

すでに国会が始まっている中、安倍内閣が決めた大臣17人中15人を再任させて思うような政治ができるのだろうかと有識者は危惧(きぐ)している。
そこに新たに“平成の角福戦争”とも言うべき、2代続いての天敵同士である田中真紀子氏と小沢一郎氏対福田首相の攻防が時代を超えて蘇り(よみがえり)そうである。

福田首相の人物像はプライドとコンプレックスをミックスしたような雰囲気を持ち、なにか人をくったような冷たい印象を持つのは私だけだろうか。勝手な想像だが一人で食堂の片隅でご飯を食べているイメージがつきまとう。しかし、本人は自分を“平成の徳川家康”と称し、じっくり派閥を交えた自民党にしようとしているらしいが、「格差に年金、政治と金」と多くの課題を抱えた現代を何とか無難に乗り切るつもりでいるように思えてならない。よって驚きや新鮮味に欠ける布陣であることは言うまでもない。そのことから『幕の内内閣』と言われるゆえんである。
しかし、経済界や経済ジャーナリストたちは割と福田政権に期待を掛けているようだ。なぜならこれからアメリカ経済が外需依存となると、アメリカの輸出産業は販売促進宣伝などを日本に投下し、日本の輸出産業は内需拡大に迫られるから国内に資金投下しそうであり、よって日本経済は徐々に好景気となって国民所得格差問題が解決できるのではないかと期待を掛けているからだ。

また、福田首相は長い間サラリーマンを経験しているため、割と家康式でいろんな問題を解決していくのではないかと希望的観測を持っているようだ。
ただ、国民からすればもっと若くて積極的に行動し、分かりやすい政治をしてくれる人を願っているが、なかなかそうはいかない。かっこよかった安倍前首相が政権を投げ出した罪は大きいのではないか。
参考資料:産経新聞 iza  スポーツ報知 増田俊男『時事直言』 より

Drの四方山日記(393)

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