平成の民話「どんと晴れ」

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395.jpg 毎朝、出勤前に必ず見るドラマがある。
NHKの連続テレビ小説『どんと晴れ』である。このドラマは民話の郷・岩手県を舞台に、都会育ちの女性が格式高い盛岡の老舗旅館に入り、孤軍奮闘しながら“思いやり”と“気配り“を持って老舗旅館の若女将となるまでを描いたドラマである。
特に、このドラマは東北地方の民話を交えながら、運命的・神秘的で人と人とのつながりを大切にし、対照的な二つの家族の様子を描いたもので、現代社会が忘れかけていた「日本の美徳」を我々に教えてくれた。どんな困難なときでも、明るい笑顔で前向きに立ち向かうヒロインはまさに適役であった。また、脇役に日本を代表する役者をそろえたのは大成功だった。

ドラマにも登場し民話に出てくる「座敷童(ざしきわらし)」について私は、何のことかさっぱりわからなかった。東北地方の旧家では家神として信じられ、顔が赤く髪が垂れている子どもで、出没すると善いことが起こり、居なくなるとその家が衰えるという言い伝えがあるという。
うまく民話と現代をミックスして、現代人にもわかるように作られたこのドラマには何か我々視聴者の心を動かすものがある。
最近は、日本の古きよきものが尊ばれなくなってきた傾向にあるなか、相手を敬い思いやりを持って笑顔で接する『おもてなしの心』を教えてくれる物語であった。
特に最終週の「来る者帰るがごとし」では女将が旅館のみんなに言った次の言葉が素晴らしかった。
“来る者に安らぎを、去りゆく者に幸せを”の言葉がまさに『おもてなしの心』を表している。
このところNHKの連続テレビ小説は、見るものに感動を与えるドラマ作りをしているように思える。そのせいか、ここ3作(純情きらり、芋たこなんきん、どんと晴れ)の視聴率も非常に高く、素晴しい作品を作ればやはり視聴者も見るようだ。
次のドラマ『ちりとてちん』に期待したい。
参考資料:連続テレビ小説HP NHK朝ドラ情報 より

Drの四方山日記(395)

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