飲む朝食は体にいいのか

K23.jpg 最近の若者は、出勤前に駅や会社周辺で朝食を取る「ソトアサ族」が急増しているという。「ソトアサ族」とは朝、少しでも多く眠りたい人や、早朝通勤ラッシュを回避できるようにと通勤途中で食事をするビジネスマンやOL達のことを言うらしい。

まだ外食とはいえ食事をきちっとする若者はいいが、このところ、それすらできない人のために「飲む朝食」や「飲むシリアル」人気のようだ。
昔は、確かに朝食と昼食を兼ねた食事と夕食の1日2食であったが、明治時代以降欧米の文化を取り入れたことで、1日3食の文化が定着した。
しかし、これだけ多忙な日々を過ごしてくるとご飯をつくる時間がなかったり、朝洗濯・掃除などしていて、ついつい食事を簡単に済まそうとしがちである。
だが、若い世代の体調を考えたらきちっと3食を摂取するのが望ましいのではないか。

そこで登場したのが「飲む朝食」である。各食品メーカーや製薬会社がこぞって出しているのが、ゼリー飲料で1パック180グラム、おにぎり1個分のエネルギー180Kcalを補給することができる。
そのうえ約10秒で飲めることで、忙しい朝などの食事代わりには最適のようだ。

これらの食品のはしりは昭和58年バランス栄養食として登場したのが「カロリーメイト」である。これは忙しい企業戦士用に作られたもので、最近は子どもやお年寄りまで世代を超えて愛用されているようだ。
その他ビールメーカーが出した「飲むシリアル」が販売されている。便利で栄養もあり、いいように見えるが果たして噛まないで摂ることが体にとっていいのだろうかと考えてしまう。

医学的にはやはり咀嚼(そしゃく)して食物をとることがベストである。噛むということは消化器官である胃の消化酵素の分泌を高めることになり、それが腸へと伝達され、腸の消化酵素も分泌させることにつながる。
それが栄養を効率よく消化吸収させることにつながるからである。それを噛まずに流し込むような食べ方をすると消化器官の分泌が十分にできず、エネルキー代謝に関わるビタミンなどの栄養素の吸収効率が悪くなり、太りやすい体質になってくるようだ。
ましてや成長期の子どもたちにとってはしっかり噛んで摂取することが歯にとっても体にとっても重要だ。
ましてや、朝食を抜くと腸内環境が悪くなり栄養吸収が低下し、ストレスや体調不良を起こしやすくなるので注意が必要である。
参考資料:産経新聞 ARTFOODS アサヒフードアンドヘルスケア 夕刊フジ より

健康コラム

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