低周波音症候群(1)

K27.jpg 近年社会問題としてマスコミに取り上げられたものに『低周波音症候群』がある。これは身近にある動力源などから発生する低周波音によって体に変調をきたすものを指す。

具体的には自動車、重機、工場の圧縮機、振動ふるい機、ビルの排気ダクト、変圧器などによって頭痛、不眠、イライラ感など不定愁訴(しゅうそ)症状を訴えるものだ。
この被害に対する研究は1976年から環境庁が理工学系の研修者や学者の協力を得て始められた。当時は騒音か振動がはっきりしないと言うことで「低周波空気振動」と呼ばれた。

1984年環境庁はこの低周波空気振動が人体に及ぼす影響について実証できなかったと発表して、その後10年たった1993年西日本で山陽新幹線「のぞみ」のトンネル突入時の低周波音の発生が問題となり、国が被害解明のため乗り出した。
1997年に環境庁が3年計画で低周波音対策指針づくりに着手、2000年には「低周波音の測定方法に関するマニュアル」を発表し、低周波音対策にもう一度乗り出したかと思いきや、実効性のある対策は取られなかった。
2004年には環境省で「低周波音問題対応の手引書」が作られ検討されることとなった。この手引書によって許容レベルの参照値が発表されたが、基準が甘かったため、基準を満たしていても被害を受ける国民が出てきている。では「低周波音症候群」とは何だろうか。
明日は、それについて述べることにする。
参考資料:産経新聞 より

健康コラム

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