日本人の多くは世界を知らないため自分たちの生活や環境だけからすぐ判断する。そして恵まれてない、俺はだめだ、挙句の果てに不景気が自分を駄目にしていると錯覚している。また、10代や20代は自由と平等を履き違えて、何でも自分の思うとおりにやればいいんだという意識が浸透し、道徳や倫理を無視した考え方に走って社会から排除される人たちが多くでてきている。
日本人はどこまで恵まれれば気が済むのだろうと最近思うようになってきた。豊かさを実感するためにも、恵まれない世界の国々を知ることが必要である。自分に厳しくなれば人に優しくできると先人は我々に教えた。
しかし現代の若い親たちの多くは子どもを叱ることがなく、しつけも満足にしない。ましてや思春期を迎える子どもたちに家事の分担すらさせない。何よりも怖いのは子どもたちが本を読まず、自分以外のことを考えたことがない身勝手な意識のまま大人になるため厳しい実社会では役に立たなくなる。人間は自分自身のためではなく、人のために生きることも大切である。更に自分自身の美学を選択し、生きる勇気を持ち、自分の意思で生活を組み立てていくことは最大の幸せではないだろうか。
世相シリーズ63
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