病気をも嗅ぎ分ける「嗅診」(2)

K33.jpg 匂いを嗅ぎ分けるのに最適なのは嗅覚が鋭い犬である。訓練された犬が人の呼気から重篤な病気の有無を見分ける確立はかなり高いと言われている。特にガンにおいては素晴しい結果を出しているようだ。
1989年にイギリスの有名な医学雑誌で犬が飼い主の皮膚ガンを見事に見つけたという記録がのこっている。それ以降イギリスおよびアメリカでは犬の嗅覚を使って人の尿のにおいや血液からガンの有無を嗅ぎ分ける臨床研究がなされているという。
また、同じイギリスで症例報告されたものの中に次のような例がある。飼い主の心拍数をキャッチした犬が飼い主の不整脈による心拍数を察知して心臓病を未然に防いだという。まさに人間ドックよりも本物の“ドッグ”の方が正確である。

 犬の嗅覚を活用した「嗅診」に関する著書まで発売され、好評を得ているようだ。特にガンの有無を匂いで感知することができると明海大学歯学部教授・外崎肇一氏は述べている。
例えば直腸がんは新緑の香り、子宮がんは化学調味料、乳がんは温泉のような匂いがするという。そしてがん細胞に共通してある匂いがガスの匂いであると研究から明らかであるようだ。
人間は500万個の嗅細胞を持ち、犬は何と2億個であるという。嗅粘膜の広さも人間の場合鼻腔上部に10円玉くらいに対し犬は長い鼻腔全体にあるようだ。

 犬であれ人間であれ「嗅診」で病気の有無、特にガンなど重篤な病気が早期に発見できれば素晴らしい事である。それに科学が進歩しセンサーの開発が進めばもっと病気の早期発見に役立つのではないだろうか。
参考資料:『がんは「におい」でわかる!』 夕刊フジ より

健康コラム

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