日本はいまや世界一豊かな国となった。その中でも食生活は欧米に比べ食べたいものが殆どというくらい食べることができる。その豊かになった食生活の裏で無駄に捨てられてしまう食品が増え続け、今や社会問題にもなっている。
何しろ毎日、清掃工場に大量の食べ残しや賞味期限切れが運び込まれている。戦後間もない頃は食べるものすらなく、切り詰めた食生活を送っていた。あれから50年あまりの間に高度成長とともに日本人の食生活が豊かになり、その結果一番恐れていた「飽食の時代」になってしまった。
昔は農家から出された野菜や果物が店頭に並んだり、色々な工場でつくられたお菓子などの飲食物が小売店に並んだものだ。そして今みたいに大量買いにせず、切り売りをして紙袋や包装紙などに包んで売っていた。それがビニール袋やプラスチック製のもので包まれたり、入れられたりしてきたためダイオキシンなどの環境問題にまで発展してきた。
昔はいちいち廃棄物を分別しなくても捨てられたが時代とともに可燃、不燃、資源などに分けられて処分しなければいけなくなってきた。なんでも見栄えがよく、便利で、体裁が良ければ良いんだという考え方から今日のような環境問題に発展していったことを忘れてはならない。
欧米、特にアメリカの文化や生活習慣をあまりにも真似しすぎたために今日のようなにっちもさっちもいかない状況を作ってしまった。 “もったいない、もったいない”と言いながら、平気で売れ残った食品や賞味期限が切れた食品、さらに食べ残した食物を平気で捨てている現状を見ると何をかいわんやである。これも「飽食の時代」がもたらした弊害である。
参考資料:読売新聞 産経新聞 より
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