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最近、日本の食卓に魚料理があまりのぼらなくなってきた。その代わり肉料理が並べられることが多く、子どもの多い家庭ほどその比率が高いようだ。
2006年の水産庁が発表した「水産白書」によると日本の食卓では肉が魚に取って代わってきたと報告している。それによると、2005年では魚介類の年間一人当たりの消費量は12.7キロで、過去40年間で20%あまりの低下である。それに対して肉類の消費量は同期間で2倍以上の12.6kgに達しているといわれている。
なぜこうも魚離れが進んだのであろうか。その大きな原因は主婦にあるようだ。特に若いお母さんたちは魚介類の調理をしたがらないようだ。
その理由は、「調理が面倒だから」「魚の骨を取り除くのが面倒だから」「魚介の調理法を知らないから」「魚の臓物を抜くのが嫌だから」「生臭いのが嫌だから」などの理由で調理をしないお母さんが多くなったせいである。
中には魚焼きグリルを洗うのが大変だからというお母さんまでいる。
調理をするのが大変だろうと鮮魚業者がわざわざ魚を切り身にして店頭に並べても、若い主婦は手に取ろうともしない。そのせいで自然と子どもたちの口には入らなくなり、魚離れが起こってきたのである。
日本は四方を海に囲まれた島国で、私たちの祖先は雑穀と共に魚介をタンパク源として摂取し、お米と共に生活の中になくてはならない存在であるはずだ。それに魚は脳を活発にし、血液をさらさらにする。そして骨を丈夫にする優れた食品である。それなのに成長期にある子どもに与えないのでは、どこで成長に必要な栄養素を摂るのであろうか。
もう一度お母さんたちは考えるべきではないだろうか。私たちが小さい時は、肉類はめったに口には入らなかった。そのせいか、あまり太った人がいなかった。それなのに肉類の消費が多くなると、子どもといえども今騒がれている生活習慣病になりかねない。
もう一度子どもの成長を真剣に考え、魚主体の調理にすることを考えるべきである。
参考資料:水産白書、47 News、食育講座 より
Drの四方山日記(511)
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