今回の後期高齢者医療制度とはどんなものなのだろうか。
・保険料を75歳以上、全員から徴収。もちろん扶養家族200万人からも保険料を取る。
・診療報酬「包括払い」で医療費を抑制。これでは診療報酬をまとめて支払うため医療機関が赤字になる。
・滞納者の保険証取り上げの義務化。いままで70歳以上の保険証の取り上げは原則として禁止されていたが今回実施されるという中身である。

いままで高齢者は自分の息子や娘の扶養家族となっていたため負担がなかったがこの制度になってからは確実に必要な保険料を取るという過酷なものである。
高齢者にとっては入院とか長期療養が当然必要になってくる。それなのにそれもままならない状況に追い込まれるようだ。
NPO法人「日本医療政策機構」(本部東京)の調査では医療費の自己負担が多いため、過去一年間に医療機関の受診をしなかった経験のある人がなんと3割にも上っている。低所得者層においては4割近いという。下手をすれば治療を受けられずに死亡するケースも当然ありうる。何故行政は負担をこういう弱い立場の高齢者に強いるのかその意図が私にはわからない。
いつも場当たり的な行政ではこの国は成り立たないし、安心して生活を営むことすら難しい。それなのに福田首相は「説明不足で混乱している。早く段取りよく説明して不安を与えないようにしなければならない。それについては反省している」と謝罪しているが、ご自分も70歳を過ぎた高齢者なのに何故こうも高齢者をいじめるのか。
世相シリーズ75
コメントする