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理想の医者として必ず登場してくるのが「赤ひげ先生」である。「赤ひげ先生」こと新出去定は江戸時代小石川養生所(小石川御薬園)の医長として活躍した医師で、当時、将軍家は慶事で諸経費がかさむということで、幕府から公的医療費の削減のため養生所の経費を3分の1にされた。
それにより貧困や無智の患者さんを診れなくならないように、権力者や富裕層の者からは多額の治療費を取り、貧しい者からは薬代を取らなかった。
また、「赤ひげ先生」はこういう状況の中「現在我々医者に出来ることで、先ず始めにやらなければいけないのは貧困や無知に対する戦いである。彼たちを救うのは、医術の不足を補うこと以外ない」
つまり医者としてやることは“算術ではなく仁術である”と述べている。
現在はまさにこういう医者を望む声が多い。しかし現実とは違い、どちらかというと門戸を飾って薬礼稼ぎ、金儲けで使命感を持たない似而非(えせ)医者が多いと医事評論家が指摘している。
この医療の状況をストーリーにした漫画『ブラック・ジャックによろしく!』が注目を浴びている。最近の傾向として産婦人科や小児科の医師が不足している。確かに負担の重い病院勤務を辞め開業独立する人や特定の診療科に変わる医師が多くなったため、当然、科によっては不足する事態になっている。
特に地方においては深刻な悩みとなっている。早く患者さんにとって安心して、同じ目線で治療を受けられる医療体制を作って欲しいと熱望している。
本来、医者にかからないためにはヒポクラテス時代に試みた養生本の教えを守って、暴飲暴食を慎めば病にかかることも少なくなるのではないだろうか。
参考資料:産経新聞 フリー百科事典 より
Drの四方山日記(551)
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