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582.jpg 江戸時代の浮世絵版画の巨匠であった東洲斎写楽の肉筆画がギリシャ・ケルキラ島(コルフ島)で見つかった。戦後、絵画、陶器、浮世絵など日本美術の代表する作品が海外に持ち出されることが多かったようだ。
特に浮世絵師・写楽の作品は少なく、彼自身デビューしてから10ヶ月の間に150枚しか製作しておらず、その中でも28枚の作品が秀逸な作品であったようだ。
その中の一つ「仮名手本忠臣蔵」の一番目を描いた肉筆画であり、美術家でも注目された作品であったようだ。それがなんとアルバニアとギリシャの国境に近い島で見つかったというから驚きである。
どうもギリシャの外交官であった人間がこの作品を収蔵していたらし。なにしろ写楽はヨーロッパではレンブランド、ベラスケスと並ぶ、三大肖像画家として美術研究家の中でも評価が高かったようだ。その写楽の作品が見つかったということは日本にとっても謎の多かった写楽の実像に迫る大きな手がかりとなるようだ。
こういう作品はわりと贋作が多いものだが、この作品は真筆であると国際額実調査団が鑑定した。
そういえば、私が留学したアメリカのパーマー大学の博物館には東洋の美術品が多く収蔵・展示されているが、その中にやはり写楽や葛飾北斎、北川歌麿、歌川広重などの浮世絵師の版画の作品があったのを覚えている。日本の素晴らしい浮世絵師などの作品が海外の美術館に行くとよく見かける。2年前に訪れたロシアのエルミタージュ美術館にも有名な浮世絵が展示されていた。国の宝とも言える美術品がどこの国で収蔵・展示されていても見学する人の気持ちを楽しませてくれれば、美術品としての価値があるのではないだろうか。
参考資料:読売新聞 産経新聞 より

Drの四方山日記(582)

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