米金融危機(1)リーマン・ブラザーズの倒産

S92.jpg 15日未明経営難に陥っていた米国証券の大手リーマン・ブラザーズが連邦破産法11条の適用を裁判所に申請し、事実上破たんした。
リーマン・ブラザーズと言えば、米国証券界では4位の位置を占め、158年の歴史を持つ老舗証券会社である。特にこの会社の最高経営責任者リチャード・ファールド氏は攻めの経営を行なう世界でもっとも尊敬される人物として評価されていた。そのため連邦政府や金融当局が公的資金を出すものと思われていたが、米国自体が巨額の財政赤字を抱えており、原油価格および食品価格高騰の中、ドル安のためインフレに進む恐れがあったため、公的支援を拒否した。

米国の大手の証券会社といえばゴールドマン・サックス、JPモルガン、メリルリンチそして今回破たんしたリーマン・ブラザーズである。その一角が崩れるということは今後米国経済のみならず世界の経済に影響を与えることは間違いないようだ。
一時、英国金融大手バークレイズが支援に回ると言われていたが、それも打ち切られた。米国証券界は1位のゴールドマンはすでにバンク・オブ・アメリカの支援を受け、3位のメリルリンチもバンク・オブ・アメリカによる救済買収を決めるなど、金融業界も再編が急速に進んでいる。
確かにサブプライムローン問題の影響から今回の状況を作ったのではあるが、その影響で業界および金融関係のリストラが加速したことが懸念されている。
参考資料:共同通信 より

世相シリーズ92

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