医者の品格(2)哲学を忘れた医師

K46.jpg 以前、「医の倫理」について健康コラムで書いたが、今回は昨日同様最近「医者の品格」が希薄になっていることについてだ。今年の初め九州・福岡で産婦人科医が診療中に女性患者に対し医師としてあるまじき行為をして準強制わいせつ罪に問われた。

医療行為とはどういうものかどうやらわかっていないようだ。医師は決して特権階級ではない。患者さんと対等の立場に立って治療してこそ、患者さんからの信頼を得られるのである。一人の医師が行った不遜な行為ですべての医師が迷惑を被る。

ヒポクラテスの誓いの中にこういう教えがある。
「純粋と神聖をもってわが生涯を貫き、わが術を行う」つまり医者は中立的な立場でケガレのない信念を持てということである。産婦人科医である医師は女性に対して無心になって医術を行ってこそ患者さんからの信頼を得るのではないだろうか。それを無にした医療行為はもうすでに医療者として失格である。医者はすべての人からの尊敬を得て初めて人格者として認められるのである。

健康コラム

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