17日、理化学研究所がアレルギー性喘息など気道過敏症をひきおこす悪玉細胞を発見したと発表した。喘息といえば代表的なのはアレルギー性喘息である。子供に起こる気管支喘息の多くは、この病型である。国内のアレルギー性喘息の患者数は300万人に達し、いまや国民的病気となっている。世界を見てもこの病気の患者は3億人いると言われ、死亡者数も年間25万人超に及び、わが国でも3000人の患者が亡くなっていると言われている。
アレルギー性喘息はのど(気道)の過敏性が高まって発症すると言われ、その原因細胞や分子メカニズムはこれまでわかっていなかった。それが今回の研究グループにより、アレルギーを伴い気道過敏を起こす悪玉細胞が、コミュニケーション機能をなすインターロイキン(IL)?17RBというたんぱく質の受容体をもつ、一部のナチュラルキラーT 細胞(NKT細胞)であることを突き止めた。
実験では、人為的にこのNKT細胞を欠損させて、IL?17RBの働きをとめたモデルマウスを使って喘息症状を誘発させたが、気道の炎症が起こらないが、NKT細胞を欠損させたマウスにIL?17RB の受容体を持ったNKT細胞を移入すると気道炎症が憎悪することを確かめた。
この実験が社会的に求められているアレルギー性喘息の克服や、慢性化する前の予防になれば素晴らしい。日本の科学者による研究も捨てたものではないと改めて感服した。
参考資料:毎日新聞 より
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