![]()
10日、鹿児島県霧島市の駐在所勤務の巡査部長が住居侵入と窃盗の容疑で逮捕された。窃盗といっても物干し場に干してあった女性の下着を一枚盗んだ疑いである。
この巡査部長は地元でも、誠実で真面目な駐在所のお巡りさんとして慕われ、来年の3月で定年退職を迎えることになっていた。このお巡りさんは地元に警察官として奉仕することはもちろん困ったことがあればすぐに飛んできてくれ、相談に乗ってくれる人であったようだ。このお巡りさんは地元では有名な人で、捨て犬を拾って自分の所に引き取り、育てていたという。その様子はテレビでも放映されていた。
そのお巡りさんが何を思ったのかパトロールの帰り、かねてより顔見知りだった女性宅の敷地内にパトカーとめ、家の軒先に干してあった下着1枚をポケットに入れて、帰ろうとした時、ばったり被害に会った女性と鉢合わせになった。あいさつを交わしていた時に、お巡りさんのポケットから少しはみ出した白いものを見た。不審に思ったがそのまま女性は家に入った。お巡りさんはもしかして見られたのではないかと思って、返さなければいけないと思い、下着を物干しに戻した。そこを女性が見てしまった。そのあとこの女性は被害届を出そうかやめようか、6時間にわたって悩んだ。なぜなら日ごろから顔見知りで以前に別の窃盗被害にあった時も熱心に話を聞いてくれていたからだ。
確かに魔が差したとはいえ、下着を盗んだことは立派な犯罪である。正義は正義として正さなければいけないことではあるが、何か人情的にはかわいそうな思いがするのは私だけであろうか。これが時代が変わって江戸時代の名奉行大岡越前だったらどんな裁きをするだろう。百叩きで終わったかもしれない。なんとも哀愁を感じさせる事件である。
参考資料:フジテレビ より
Drの四方山日記(630)
コメントする