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世の中に変わった人間は数多くいるが、外国の空港にホームレスとしている人も珍しい。2004年にトム・ハンクス主演の『ザ・ターミナル』という映画があったが、それをまさに実行した日本人がいると言うから驚きである。観光客としてメキシコに渡ったのに滞在する費用がないことから空港に居座り、すでに3ヶ月もこの場所に暮らしている。
普通ホームレスと言えば漂う不穏さや体臭にほとんどの人が不快感を持ち、近寄らないものだが、この御仁は性格もよく現地になじんでいるせいか、空港で生活していても苦にならないようだ。一時は空港の警備員から本国に帰るよう注意されたが、聞き入れず日本大使館に話が持ち込まれた。しかし観光ビザで6ヶ月許可が出ているので、大使館としても強制送還はできないようだ。
日中は空港内をうろうろしたり、ショップの連中や空港利用客などと話したりして、時間を費やし、夜はターミナルの椅子で眠っている。食事はどうしているのだろうと思っていたが、ファーストフード店や空港利用客らの差し入れで空腹を満たしているようだ。地元でも注目され、雑誌やテレビのインタビューを受けていまやメキシコシティの人気者となった。最近は食事も豪華になったようでますますこの場所を離れたくないようだ。何しろ、空港は24時間オープンし、警備員もいるので逆に言えば一番安全かもしれない。
帰国のチケットも持っているのになぜ空港を離れようとしないのか、地元のテレビ局がインタビューしたら、彼は「何でここにこうしているのか、自分でも分からない」と答えている。世の中に、不思議な人物もいるものだ。私も暮れからメキシコシティに行くことになっている。ぜひこの人物と会って本当の理由を聞きたいと考えている。そのときはぜひブログで紹介したい。
参考資料:ANNニュース より
Drの四方山日記(635)
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