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コンゴ民主共和国のカタンガ州中央部と北部で繰り返される武力衝突で、多くの人々が避難を強いられている。避難民は家を失い精神的にも肉体的にも痛手を負っている。
そんな中、一人の少年が内戦によって負傷し、腕がちぎれて壊疽(えそ)を起こし、MSF(MEDECINS SANS FRONTIERES・国境なき医師団)の医療施設に運ばれた。そこにボランティアとして滞在していたイギリス人の医師が診察したところ、すでに壊疽を起こしている腕を切断しないと命が危ない状況であった。
しかし、この医師は血液分野の専門で腕の切断手術の経験がなく、困り果てたが、腕を切断しないと命がないということで、英国の同僚の外科医に連絡を取った。この医師は四肢の切断手術の経験が豊富でさっそく、携帯電話を通じて手術の手順を詳しく10段階に分けて説明しメールで送信してくれた。携帯メールを受信した医師は早速、メールの指示に従い手術を敢行した。その結果大量に出血することもなく、無事手術を終えることができた。
まさに天に祈る思いで手術したのではなかろうか。この少年に限らず、コンゴには多くの病人や負傷者がいるだけに今回のような素晴らしいリレーによる手術を行えた事は医者冥利に尽きる。またMSFの医師たちが一人でも多くの負傷者を助けることができることは、ボランティア精神が為しえた成果と言える。
参考資料:CNNニュース より
Drの四方山日記(642)
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