世の中に蔓延る「変」人

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648.jpg 前日のこの四方山日記で、今年の漢字「変」について書いたが、どうも最近は「変」と付く人が多いようである。「変」と言えば、通常、奇妙・異常といったマイナスのイメージが強いはずであるが、それが変人と言われた小泉元首相以来、「変」のイメージがプラスに転じて、世の中の人の「変」に対する考え方も変わってきたようだ。変人、偏人とは言動や性格に普通の人と変わったところのある人。いわゆる奇人、変わり者をさすと辞書にある。 

変人は半ば、非凡人と共通したところがある。人と同じことを普通にこなしていたのでは、誰もができないことはなしえない。ところが変人や非凡人はいとも簡単にやってしまうから不思議である。その代表的な人が上記の小泉元首相である。変人のイメージを逆手にとって党内の反対をも押し切って郵政民営化を実現させたり、中国、韓国などの圧力に屈することなく靖国神社参拝を押し通した。これは変人でなければ出来ないことだし、周囲に変人がやることだからしょうがないというイメージを作ってしまった。

今年を表す漢字に影響したのは、米国の次期大統領オバマ氏が掲げたチャレンジ(変化)と麻生首相の失言の多いことを含めた変人が大きな決め手となったようだ。加えて今年は中国四川の大地震やミャンマーのサイクロンなど「天変地異」が多かった。その他米国のリーマンショックによる世界経済の「大変動」、またわが国での「変な」殺人事件などが起こった。まさに我々の周囲は「変」なことばかり増えたような気がする。

麻生首相は就任当時、変人だからゆえに政治に変革をやってくれそうな感じがあった。ところが現状は失言の連続、衆参のねじれ現象などでまったく先行きが見えず、悪いほうの変人に戻ってきたようだ。果たして麻生首相は小泉元首相のような「変」人として評価される日が訪れるのだろうか。
参考資料:産経新聞 より

Drの四方山日記(648)

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