アメリカのリーマン社倒産から始まった金融危機は今やわが国にも大きく影響を及ぼしている。通常はアメリカが悪くなれば日本はよくなってほしいものだが、戦後の日本とアメリカの関係が主従関係になりすぎた。60年経った今、日本はアメリカを追い越し経済大国として成長した。その成功を見てアメリカは逃さず逆に日本を手本に路線を変えてきた。これは歴史的鉄則でもある。お互い長く付き合ってくると良いところを真似し、悪いところを直していくので自ずと似た国になっていく。
例として、アメリカが戦争を止め、平和国家になろうとすると、日本は逆に戦争国家になりかかろうとしている。なぜ今日本が過去のアメリカを真似て戦争国家になろうとしているのか、それは2001年の北朝鮮の工作船の事件、中国の原子力潜水艦領海侵犯事件など海上での出来事が関係している。2000年前まではこれらに対して海上巡視船が警告をして、追い払っていたが、北朝鮮工作船以後巡視船が交戦するようになってきたり、海上保安庁を使って警察行動して攻撃したりしてきた。日本もアメリカと長く付き合ってきたせいか、徐々に意志を表に表すようになってきたようだ。
それに1950年ごろは防衛庁は総理府・内閣の外局に属していたため、何かことが起こると細かい手続きや大事にならないように"事なかれ主義"で済ませてきた。それが小泉元首相の頃から日本は自分の立場を少しづつはっきり表すようになってきた。2007年には防衛庁が防衛省として格上げされ、内閣の総括下に於かれ独立行政機関となった。このまま進み、日本が軍事国家にならぬことを祈る。
参考資料:2009年の日本はこうなる ワック 日下公人著
世相シリーズ115
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