アメリカが日本化し、日本がアメリカ化しているのは何も軍事面だけではなく、生活面、経済面、仕事面、医療面、老後対策などあらゆる方面で日米の進む方向が反対になってきている。
先ずアメリカについて言えば、高齢化対策(介護、年金など)は日本のシステムが理想的とし、積極的に取り組んでいる。生活や仕事については今まで家庭を大事にして「自分の体の健康を何より大事」に考えていたのに、今ではどちらかと言うと「健康を犠牲にして働く」に変わってきた。食事も日本人は魚や野菜中心だったのに、今は肉食が多くなり、アメリカ人は動物性脂肪の食事からバランスのよい和食を取り入れた食生活になってきている。他にも異なる文化や習慣の違いなどを積極的に日本のものを取り入れてきている。
それに対して、わが国は政治制度(二大政党、タレント政治家など)から始まって司法制度(裁判員制度)、医療制度(代替療法を取り入れた統合医療、医工学など)、教育制度、生活法(マナー、習慣や考え方、結婚しない若者、カップル文化など)、芸能や娯楽(テレビ番組、ゲームなど)、休暇の取り方などあらゆる面でアメリカナイズしてきている。
この反対現象はどうして起きてきたのか。その大きな要因は国やマスメディアなどによる教育や指導によるものである。もっと世界から日本あるいはアメリカという国を見ることでその国のよさがわかってくるのではないか。それが本当のその国の姿であるということを忘れてはならない。
世相シリーズ116
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