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先日、愛知県からひとりの患者さんが来院した。この患者さんは花粉症のため好きな歌曲を歌うことができないので一度診てほしいというものであった。診察の結果、体の構造的アンバランスから鼻や喉に負担がかかり思うように歌が歌えない状態になっていた。もちろん一回の治療で全て回復させることは不可能であるが、本人に自分の状態を理解して頂いただけでもよかった。
その患者さんが1枚のCDを私にくださった。それはなんと若き童謡詩人の中の巨星として称賛された金子みすゞの歌曲集であった。さっそく聴いてみると金子みすゞの世界が患者さんの声量の豊かなテノールでみごとに演じられているではないか。この歌声を聴いていると金子みすゞの詩の奥深さについ魅せられてしまった。本当に素晴らしいものを頂き感謝している。早く回復されて、人を感動させる歌声で歌ってほしいと願うばかりである。
Drの四方山日記(706)
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