![]()
ロシア、サンクトペテルブルクのフィンランド駅にあるレーニン像が1日何者かによって爆破され、像の中央部に大きな穴が開いた。この像は市の巨大なレーニン像でロシア革命の英雄として建立され、ロシア国民はもちろん観光客にも人気がある。
ウラジーミル・イリイッチ・レーニンは世界初の社会主義国家を建てたロシア革命の指導者である。1900年初頭サンクトペテルブルクで「パンと平和」を求めて皇帝に請願する市民や労働者に対し、政府軍が発砲し約4000人の死傷者を出した「血の日曜日」事件が起こった。それをきっかけに農民たちが立ち上がり、第一革命、三月革命、十一月革命が起こった。その中心人物で指導者であった。いわばロシア革命の英雄である。
社会主義国家ではその国の偉大な指導者の遺体を永久保存し、一般公開されている。中国の毛沢東、ベトナムのホーチミン、北朝鮮の金日成そして今回の旧ソ連のレーニンである。これは人々が英雄を忘れず、建国した国がすばらしいと国民に認識させるためである。
私は北朝鮮以外の社会主義国の廟(Mausoleum)を訪れ、毛沢東とホーチミンの保存されている遺体を閲覧している。レーニンについては赤の広場にある霊廟を2年前に外部から見学したのを覚えている。これらのどの場所も武装した兵士たちが厳重に警備し、写真撮影はもちろん私語までも禁止されている。このときばかりは、社会主義国だなぁということを認識した。今回の爆破事件で草葉の陰に眠るレーニンはさぞかし悲しんでいるのではないだろうか。

Drの四方山日記(712)
コメントする