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最近、食生活の乱れから体の変調や病気を起こす人が増えている。その理由のひとつが"日本の味"を忘れたことにある。今、日本の食事の主流は欧米や中国などの食材である。そのため日本の土地で栽培し収穫された野菜や日本近海で獲れた魚介類、またこの国の大自然で育った家畜を食することが段々無くなってきた。悲しいことである。
今の時代は国民にとって食事をすることは外国からの輸入による肉や魚類などや食品添加物主流の食品を摂ることである。そのため成長期の子ども達にとってコンビニはもっとも利用する場所になっている。我々が子どもの時代はスーパーやコンビニなどはもちろん存在しないし、お店で買ってくるものは料理をするための食材であった。当時はそれが当たり前でおふくろがつくる食事が最高であった。いわゆる"日本の味"である。
昨日、患者さんの一人が面白いことを教えてくれた。地方から修学旅行で観光地を訪れた際、旅館で出されるおいしい料理が学生達にとってはお口に合わないようで、あまり手をつけない。そして夜になって多くの学生が近くのコンビニに出かけ食料を買ってくる。それをみんなで食べているという。我々の年代には考えられないことである。せっかく旅館で美味しい旬の味を主体に出してくれる料理なのにまったく手をつけないというのは、作った人に失礼であるということ以前にあきれるばかりである。
いったいこういう若者達を育ててきたのは誰なのだと言いたい。家庭で料理をしない親たちである。母親が心をこめて子どものためにおいしい食事を与えたならばもっと親子の絆も強くなるし、何よりも親を尊敬するのではないだろうか。そんな日本にもう一度戻したい。
Drの四方山日記(718)
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