先日悲しいニュースが報じられた。それはタレントの清水由貴子さんが介護の疲れから自殺したというものである。清水さんといえば明るいキャラクターで周囲を楽しませてくれた女優さんでありタレントであった。何年か前にもお昼のドラマに出演し我々視聴者を楽しませてくれた。
その清水さんが母親の介護に専念するため芸能活動を休止しパートで働きながら車椅子の母親の面倒を見ていた。しかし入院生活の長期化で母親が、衰弱したり持病の糖尿病で視力を失ったりして重度の「要介護5」に指定された。そのため退院し自宅での寝たきりの生活になった。それを一生懸命介護した結果、うつ症状になり身動きが取れなくなり自殺する羽目になった。
両親が75歳から上になると多くの人は介護をする必要となる状況に追い込まれる。施設に頼らず、自宅で高齢者の面倒を見る在宅介護は一見"親孝行"や"家族思い"に見えるが介護者にとっては様々な問題や悩みを抱えるのが現状である。確かに国は介護者に対して「地域包括支援センター」などを設けて介護者が孤立しないように相談・調整するシステムをとっている。しかし現実は急速に進む高齢化のため多くの方々が対応に苦悩している。清水さんはまさにその狭間に置かれ、どうすることもできなくなったようだ。まさに憐憫の情を禁じ得ない。冥福を祈りたい。
世相シリーズ119
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