東京の首都高速道路は2008年秋より不公平是正のため「距離別料金」に移行する。確かに私も毎日首都高を利用しているが、私の場合は2区間走るのに以前は700円徴収されていた。今は、社会実験で実質580円と、だいぶん値段は下がったが県境まで走っても同じ料金というのは確かにおかしいと感じていた。
遠距離を走るために利用する時は良いが、私はたまにしか遠距離に乗らないので、今回の「距離別料金」は助かる。ただ、ETCを利用しない人にとっては逆に今回の改定は値上げと感じるのではないか。「距離別料金」が実施されると東京線は初乗り400円から最大1200円(現在は700円)、神奈川線は初乗り400円から最大1100円(現在は600円)、埼玉線は初乗り300円から最大550円(現在は400円)となる。ただしこの料金はETCの利用者が対象で、現金で支払う場合は入り口で最大料金を徴収される。都内なら乗った距離がどれだけであっても1200円となる。しかし、それはあとからコンビニで差額を返還してくれる。とは言っても利用者にとっては面倒くさいだけである。
もともと高速料金は2005年に首都高速道路公団が民営化した際、決めたのは「償還主義」である。この意味は会社設立から45年でリース料と管理費を返済し、現在ある債務を完済したら首都高の通行料金を無料にするということである。そのため、利用者に負担の掛からない通行料金を設定しようというものであった。なのに、今回のような料金改定は現金支払いする一般人にとっては、逆にかなりの値上げと手間をとらせるだけになっているように思えてならない。
どうも、今回の改定処置は“民の声”を無視した官僚主導型のやり方であるようだ。官が作った国民や高速道路利用者に向けた姑息な方法に思える。
もっと政治家が官僚ときちっと議論して、国民の声を反映した本当の是正を行って欲しいものである。
ともかくこの国はご都合主義的なところが多すぎる。年金問題もしかり、だましの政策が多い。このままでは本当の不公平が生じてしまう。「距離別料金」実施までまだ一年あるので、本当の不公平是正のためにも、じっくりと議論して、慎重に進めてほしいものである。それが本当の国民のためになるということを忘れてはならない。
参考資料:時事ニュース NorthStar より
世相シリーズ55
生命保険各社が5日、金融庁の命令に基づく過去5年間の保険不払い調査の結果を発表した。