日本人の生活に一番密着しているのが食事と医療である。食事について言えば最近の若者の主食はアメリカの典型的ファーストフードであるハンバーガーやサンドウィッチ、ホットドックなどになりつつある。アメリカの歴史は浅く70カ国以上の多民族国家であるため、料理の種類もまちまちであったが、統一された料理がファーストフードである。そのファーストフードがいまや日本の社会に浸透し、日本古来の母親の味や郷土の料理、伝統的日本料理への親しみが薄れ、アメリカ料理中心のファーストフード化してしまった。悲しいことである。
医療についても同じことが言える。日本の医療制度はもともと閉鎖的で非効率的である中、アメリカの医療資本が日本に侵入して大きな改革が迫られつつある。
もしその状況に陥ったのなら、日本の医療にもアメリカのマネージメント・システムが入り込み病院や診療所の格付けが行われ患者は病院の選択ができなくなったり、保険加入者の行ける病院を限定されたりしてしまう可能性が十分出てくる。
例えば遠方に名医がいても医療保険会社の指定した病院で治療を受けないと治療費の支払いを拒否されることも考えられる。
病院側にとっても同じことが言え、看護師の人員カットや検査、薬局、研究所の縮小が行われ、満足に患者のケアができなくなったり、有能な人員が減り、残った人材の仕事量が多くなって過労から誤診やサービスの低下が起こってくることが当然考えられる。つまり医療行為の選択や決定を医師ではなくビジネスマンが管理するような状況になることを想定しなければならない。
そんな、医療サービスによる利益だけが優先されていくのがアメリカ医療のマネージメントシステムである。
4回に渡ってアメリカナイズされる日本について記述してきたが早く日本人の手によって憲法を改正し日本人による政治・経済・教育・医療などを含めた日本国憲法を設定して欲しいものである。それが日本らしい日本国を作ることであり、それが日本国民の希望であると信じて疑わない。
参考資料:みなみかぜのへや excite より
世相シリーズ60
日本のアメリカナイズによって一番問題になってきたことは福祉政策の解体である。それに併走するように政治経済面でも不良債権処理加速化、法人税減税などが推し進められることにより企業が危機的状況に陥りその結果リストラが進められ、貯蓄のない世帯が23%、貧困率もアップし格差社会を押し進めてしまった。
冷戦終結後アメリカは「世界のアメリカ化」に乗り出した。特にクリントン政権では軍事力に物を言わせる経済面金融面でのアメリカ化は凄まじく、新自由化主義を貫いた。
先週の14日(金)長崎県佐世保市で37歳の男が散弾銃を乱射して数名の死傷者を出した。これは以前の日本では考えられないような事件である。もしこういった事件が起こったとすれば暴力団絡みの事件が通常である。まさに日本もアメリカ同様バイオレンス化しているといっても過言ではないようだ。