世相シリーズ: 2008年3月アーカイブ

S71.jpg 昭和ノスタルジーの対象になるのが、昭和30年代以降の社会情勢を再現した映画など多く製作されている。『ALWAYS 三丁目の夕日』『となりのトトロ』『フラガール』『メトロに乗って』『バブルへGO』『クレヨンしんちゃん』など数え上げればきりがないくらい増えている。
そのきっかけとなった『三丁目の夕日』の続編も製作されている。
漫画の世界も外国の名作や日本の昔流行した作品が復刻版として発売される。

また音楽の世界も、ビートルズやカーペンターズ、ABBAなどのものからタイガーズ、ジャガーズ、ブルーコメッズ、テンプターズのグループサウンズから演歌の三波春夫、水原弘、橋幸夫、千昌夫、美空ひばり、畠山みどり、ペギー葉山など懐かしい歌手の歌がまた復活し若い人に歌われているようだ。中にはカバーされているのもあるようだ。

あまりにもめまぐるしく近代化の波が早く訪れ、なかなかその波に乗れずにいるなか、昭和を懐かしむレトロブームが再来していることが私だけではなくても中高年には嬉しい限りである。
歴史は繰り返されるという言葉があるように娯楽だけではなく政治の世界も歴史をもう一度見つめなおして、道徳・倫理や情緒を重要視して日本の品性にあった舵取りをして欲しいものである。

世相シリーズ71

S70.jpg 以前、映画『男はつらいよ』で有名な葛飾柴又にある寅さん記念館を訪れたとき「昭和の下町の風景」が再現されていた。まさに昭和レトロである。
我々の小さい頃流行したベーゴマ、メンコ、軍人将棋、駄菓子、衛生ボーロなどの品々が展示され、昭和25?30年代前半の町が精巧な模型で再現されていてとても懐かしかったのを覚えている。
その他、お台場一丁目商店街(デックス東京ビーチ内)、昭和の暮らし(江戸東京博物館内)また、新横浜ラーメン博物館では実際の町が作られている。
このレトロブームがきっかけになったかは知らないが、青梅市に新しく郷愁のレトロ映画の町が作られた。そこには『鉄道員』『駅馬車』『ティファニーで朝食を』などのポスターが大きく飾られ、何か“昭和ノスタルジー”を感じさせてくれる。
もちろん日本の名作映画のポスターも飾られていく予定だという。まさに現代的な言葉で言えば“テーマパーク”を思わせる。

レトロブームは2004年を皮切りに今も尚静かなブームを続けている。
以前「いつも昔のことばかり思い出しているのね」と若い人によく言われていた。しかしこのブームであまり言われなくなってきた。おかげで昭和ノスタルジーを懐かしむことができる。

世相シリーズ70

S69.jpg 最近、歳をとるとともに昔を振り返ることが多くなってきた。
我々団塊の世代は戦後の激動の時代を生きてきただけに色々なことを体験・経験をしてきたように思う。
私が小さい頃は戦後の何もない時代から少し物が出回った頃に育っただけに高度成長から成熟期を終えて、閉塞感ともいえる現代社会へと変遷し生きてきた。それにも関わらず最近の日本は失業、リストラによる収入減少。年金、税金、医療費、介護費そして社会保険料の負担増しによる可処分所得の減少などで老後すら生活設計をもできず、これから先の見えない不安感に襲われ、肉体的・精神的に疲れ果てている。
そんなとき映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の大ヒットでレトロブームや昭和ノスタルジーが人気を集め、その影響で我々昭和30?40年代くらいまで流行した曲が再度多数リリースされ、中高年のみならず若い世代にうけている。

どんな時代になっても、前向きに生きようとする活力がみなぎり“家族”や“義理人情”、“あったかさ”を感じられたのが昭和中期から後期だった。そこに我々は郷愁を抱くのである。
参考資料:ALL About フリー百科事典 産経新聞 より

世相シリーズ69

 日本がなぜ「20歳成人」に設定したか。私なりに調べてみたところ、どうやらフランスの民法や中国の「礼記」を参考に採用したからのようである。江戸時代まで15歳で元服させ成人とした。女子は13歳で髪上げと称して成人としたようだ。その理由は男女問わず生理的に大人として成熟している、特に子どもを作ることが基準となった。そのため色々な支障や問題が起きたため明治に入り議論された結果、「20歳の成人」と設定したようだ。

しかし現代社会において若者はすでに音楽、スポーツ、インターネットなどの分野で大人と同じように社会参加している。その意味から言っても「18歳の成人」に下げることで、がんじがらめに閉塞した日本社会をある意味で活性化させることができるのではないだろうか。
どんな理由にせよ、成人になる年齢を2歳下げることはこの国が円滑に生活をしていく上で有効なのではないだろうか。ただ最後に一つ、教育について現在4年制の大学を卒業すれば22歳である、いまの大学生が18歳で成人を迎えてから勉強し社会に出るにはなにか抵抗がある。それは未熟さが残るからである。かたや18歳で大人になり、かたや4年かけて社会に出ることが果たして同じに取れるだろうか。それらのことはしっかり政府が中心になって諮問委員会などを開いて大いに議論すべき問題である。単なる祭日の日にちを変えることとは意味が違うということを認識して欲しいものだ。
国民みんなが納得した「18歳成人」説を期待したい。

世相シリーズ68

S67.jpg この問題について私見を言わせてもらえば、どの回答も自分中心の場当たり的考え方やただ時流に乗った発想に過ぎないのではないかと思えてならない。
たとえば18歳前後の少年による事件、それに対する刑罰が必要でありそのためには20歳未満を少年としていることに疑問を感じないのであろうか。もう一つは選挙権を18歳に引き下げて若者の政治参加を促す動きである。何より最近の大人は政治参加する意志が低く、国政に対して意識が希薄だ。18歳の年齢に下げて若者に選挙権を与えて権利と義務を押し付けることが果たしていいのか。それと日本人の国際社会に対する考え方が欧米中心になっているのも気にかかる。なんでも欧米諸国に追随すれば良いというものではない。欧米諸国が「18歳成人」を実施したのは1960年代から70年代にかけてであるからである。

イギリスにいたっては1968年に実施したくらい歴史が浅い。それは学生運動や若者の社会への不満行動が活発化したことに対してのためであったようだ。アジア・アフリカなど開発途上国の場合は欧米諸国とちょっと理由が違うようだ。それは民族紛争が絶えず起こるため若者を兵士として徴用しようと18歳で国の為に命を懸けさせるために設定したと記述されている。

世相シリーズ67

S66.jpg 政府が成人年齢を18歳に引き下げることを検討しているという報道がなされた。この話題はすでに2007年の成人式の時「18歳成人」説の是非について議論がなされたことがある。
今年になって政府やマスコミ各社が全国世論調査を積極的に行った結果「18歳成人」に反対する回答が60%を占め、賛成が36%であった。男女別では女性の66%が反対、男性52%が反対という結果であった。その反対理由としては「精神的にいまだ未熟であるから」が約70%を占め、「18歳で飲酒・喫煙させるのが心配だから」が約16%、その次に多かったのが「親の承諾なくいろいろ契約が結べるのが心配だから」が約14%であった。さらに年代別にみると男性30?50代の層は反対と賛成がほぼ五分五分だったのに対し、女性はどの年代も反対だと答えた人が約60%超であった。これは当然といえば当然である。18歳前後の子どもを持つ母親においては反対意見が約73%を越えたという。
それに対し、賛成だと答えた人の理由は「若い世代に自覚を促しより責任を持たせることができるから」が約60%を超え、「十分に義務責任を取れる年齢だから」が約30%、少数意見では「欧米各国が18歳成人を認めているから」という回答もあった。

確かにこのような世論調査などを判断材料にすることはいいのだが、この問題のように個人、国ともにこれからの社会に大きく影響がもたらされることは、もっと調査・議論して慎重に決めることが大切であるということを認識して欲しいものである。
参考資料:産経新聞 毎日新聞 朝日新聞 より

世相シリーズ66

2009年6月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

月別 アーカイブ

ウェブページ