世相シリーズ: 2008年11月アーカイブ

S107.jpg 今回、被害にあった2人は基礎年金と生活保護の支給費を一緒にするため努力し、国民の誰もが受け取れる基礎年金制度を作り上げ導入した立役者である。確かに我々国民にとって素晴らし制度かも知れないが、その制度を運営する厚生労働省や社保庁職員が記載漏れや年金記録の改ざんなどの不正や不祥事をしていたのではたまらない。

それなのに何を勘違いしたか逆恨みし、その矛先を当時の旧厚生省事務次官経験者に向けたこと自体見当はずれというものである。ましてや山口氏は省内では「仏の山口」と部下に慕われた人物である。その家族までも殺傷したとは許し難き行為である。

確かにこのところの役人の不祥事や不正問題はあまりにも多く、今回のような事件が起こっても不思議ではなかった。我々の大事な税金を取り扱う機関にはしっかりしてもらわないと、第3、第4の襲撃事件が十分起こりえるのではないだろうか。果たして今回の犯人は「正義の味方」「国民の代表」になったつもりで天誅を下し、今の厚生行政に何らかの一石を投じたつもりでいるのだろうか。

今回の犯人は単独であるか、複数の人間であるかは今の時点では分からない。ただ今回の事件については今までの捜査状況から、私は組織的なテロ事件ではなく、正義の意味を取り違えた個人の犯行のように思える。厚生行政はもっと真剣に年金の漏れなどを調査し国民が納得できる回答を出すべきだし、襟を正すところは襟を正して仕事をしてほしいものである。

世相シリーズ107

S106.jpg 18日、歴代の旧厚生省事務次官宅で殺人事件が2件起きた。警察庁は厚生労働省次官や社会保険庁長官経験者に対する連続テロ事件の可能性大として捜査に乗り出した。今回の事件に対する背景には、かなり深い意味合いがあるのではないかと想像される。

相次ぐ年金問題の不祥事は根が深くいまだ解決の見通しが立たない状況にある。それと同時に後期高齢者医療費問題も噴出し、厚労省は国民の信頼を失なう結果になった。今回標的となった2人は共に年金局長として1990年代に陣頭指揮を執っていた人たちである。「百年安心」をキャッチフレーズ に平成16年年金制度改革関連法が成立したはずなのに、社保庁の課長らの汚職事件、業者との癒着など公的年金をめぐって数々の事件や不祥事が続出している。その責任者である旧厚生省の幹部に矛先が向けられてもおかしくない状況であった。

吉原氏と山口氏は旧厚生省では先輩後輩の関係にあり、基礎年金制度の導入では担当幹部として力を発揮し、年金問題のエキスパートだった。その意味からも現在の年金に関わるいろいろな問題に対し、恨み辛みが事件を起こすまでになったのではないだろうか。人間の憎悪は想像以上に恐ろしいものである。それも実際の行動に移したならば、罪のない人間をも殺傷してしまう狂気になりうるのである。
参考資料:産経新聞

世相シリーズ106

S105.jpg 米国新大統領が決まった。白人のマケイン氏ではなく黒人のバラク・オバマ氏が“米国の顔”になった。各世論調査ではオバマ氏が有利だと報じていたが、白人社会中心の米国では黒人がトップになることは非常に難しくほとんど不可能に近いと言われていた。米国200年以上の歴史の中で黒人は絶えずさげすまれてきた。

何年か前に行われたある州の市長選挙でマスコミの世論調査で黒人候補が優位といわれたが、実際ふたを開けてみたら人種差別の影響で白人候補が当選した例があっただけに、今回もあらゆる方面からオバマ氏当選は懸念された。

しかしオバマ氏は完全な黒人ではなく、白人とのハーフである。父親がケニア人で母親がアメリカ人の白人である。その母親に育てられたため、白人社会で生活し教育を受けた。そのため今回の大統領選では黒人のみならず白人からも支持を多く集めた。以前のキング牧師やジェシー・ジャクソン師、女性のシャリー・チズム氏達とは違っていた。しかしオバマ氏は意図的に黒人になろうとしている、珍しいタイプの政治家である。

現在アメリカは経済不況やイラク戦争を巡る保守とリベラルの対立、白人と他の人種との所得格差の問題など懸案が山積みされている。だからこそ「融和と統合」の訴えが説得力を生み出したのではないだろうか。これからは変革を迎える大事なときだけに、次期大統領であるオバマ氏の手腕に期待したい。
参考資料:産経新聞 より

世相シリーズ105

S104.jpg この高校の問題をニュースで見たとき私はアレと思った。確か以前どこかのテレビ局で放映されていた学校ではないかと思い私の日記を確かめてみた。するとやはり以前にテレビのドキュメンタリー番組で「負けんじゃねえ!?神田高校に起こった奇跡?」というタイトルで放映された高校であった。

その内容は生まれつき手首がない投手が夏の高校野球予選でエースナンバー1をつけ、苦労しながら試合に臨むというものであった。特にこの子は双子で兄が彼のキャッチャーをしていた。7年前に親が離婚して、二人の子供を置いてお母さんが家を出て父親が二人を育てていくというものであった。そのとき私は涙ながらにその番組を見ていた。そういう素晴らしいエピソードを持つ学校に、今回のような問題が起こると何か胸が痛くなる思いである。

今の世の中、あまりにも善悪をはっきりさせすぎるため、日本人的情緒の世界が失われ、そのため人を人と思わない事件や出来事が多く発生する。もっと人間らしさを尊ぶような世の中になってほしいものだ。

世相シリーズ104

S103.jpg 教育の問題はどこの高校でも悩みの種である。特に入学試験での選考基準はその学校の今後を左右する大事なことである。

私の主観ではあるが、確かに親のしつけや教育がしっかりしていない子は学校側としても入れたくないのは当然である。試験としては何も学力試験だけではなく、本人との面接試験も重要であると思う。常識を携えた子供であれば、身なりをきちっとして試験に臨むのが当たり前である。なのに教育法に則っていないからといって、マスコミや教育委員会がクレームをつけるのはおかしいのではないか。もっと事実関係をしっかり調べてから、学校側と話し合って決定していく問題ではないだろうか。

特にこの学校は統合する前は、誰もが嫌がる学校にあったようだ。そして統合を機に立派な高校として生まれ変わろうと校長を始め教職員が考えに考えた末、良いことだと判断したことである。それを頭ごなしに否定しないで、教育委員会も一緒になって考えればより良い結果が出たのではないか。

世相シリーズ103

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