健康コラム: 2007年7月アーカイブ

K19.jpg 近年、我が国も産婦人科・小児科の減少による子どもの病児・病後児保育の問題が起こってきており各都道府県の公的施設だけでなく民間の施設で受け入れようという取り組みを始めている。
一番進んでいるのが愛知県の名古屋市で、NPOの「市民フォーラム21・NPOセンター」が厚生労働省の委託を受け「あいちこどもケア たすかる」を2年前より設置し実行している。
特に愛知県の場合、民間団体がコーディネーター役となりいろいろな施設を紹介しているようだ。
もちろん子どもの健康状態などを事前登録し、医師の診断を受けた後予約する方法を取っているそうで、その施設では医療専門家から感染対策や救急処置の知識を受けた「サポートスタッフ」がこれにあたっている。スタッフの中には元看護師人も多く参加し大いに成果をあげている。
この健康支援は全国に広がり、札幌市では健康支援デイサービス事業として、子育てと就労の両立支援を目的に、保育、服薬の介助、給食の供給などのサービスを行っている。
水ぼうそうや風疹など感染性疾患の回復に向かうお子さんも他のお子さんとは別に保育をしてサービス事業を行っているという。

また、滋賀県八幡市では「健康支援デイサービスたんぽぽ」の名称で病気回復期の児童の保育を行っている。
もちろんアレルギーにかかったお子さんの食事を、介護士経験者が朝夕の2回チェックしてデイサービスに努めている。
九州・鹿児島市では乳幼児健康支援一時あずかり事業として、児童の回復期にある子どもを預かっている。保育所で集団保育が困難なお子さんに家庭でできない保育を一時的に行っている。ここでは対象が0歳児から小学校3年生までの児童までとしている。

上記のように、各都道府県の民間施設が乳幼児のためにいろいろな健康支援サービスを試みており、色々な理由から病児や病後で保育ができない保護者にとって願ってもないことである。

もちろん預かるには各地方で条件は幾分違うが、多くは対象年齢を9歳以下(小学校3年生)とし、対象疾患も発熱、下痢など日常かかる病気。おたふくかぜ、風疹など伝染性の病気。喘息など呼吸器系の慢性の病気。どれも、病気の回復期が対象で保育所や小学校に行けない時などとしている。


民間が乳幼児のための健康支援サービスを行うことは素晴らしいことであるが、あまりにもエスカレートしてビジネス的になってしまうと第二の介護サービスになる恐れがあるので厚生労働省もしっかり管理して欲しいものである。
参考文献 読売新聞 乳幼児健康支援デイサービス(札幌市、八幡市、鹿児島市) より

健康コラム

2009年6月

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