健康コラム: 2007年9月アーカイブ

K21.jpg アメリカの微生物学会が18日発表した中に、公衆トイレで手を洗う人の割合が77%で2005年に実施した調査より女性は2%、男性は9%も手を洗う人が減ったと言う。これはアメリカに限らず、日本でも同じようにトイレの後、手を洗わない若者たちが多くいるように思う。

よく高速道路のパーキングエリアの公衆トイレで用を済ませた後、普通は手を洗うが、若者たちの中にはそのまま出て行く人がいる。仮に手先を濡らしてもハンカチで拭かず、そのまま出て行くのが多いことにビックリする。
確かに家庭ではこういうしつけは当たり前のように言われているのに、実際にはやっていないことが多いようである。
我々幼少の頃は家庭や学校で厳しく教えられたせいか、今や習慣のようになっている。それは今と昔とは男も女も衛生的観念が違うせいか、ひとりがやらないとみんな同じようなことをするのが今の若者たちには、多いようである。
ただ驚きなのは女性でありながら、食事前に手を洗わなかったり、トイレで化粧はしても手をきちっと洗わない人が多いことだ。
確かに生理学的に考えれば、尿は腎臓でろ過しているため、出た直後は無菌であるが、(感染症にかかっていれば別だが)その辺を勘違いしている女性が多いのではないか。

私もいろんな国に行くが、ある国では手を洗わないとドアが開かないところがある。それほどまでする必要はないが、手を洗うことを習慣づけることが大切である。

手指に存在する菌としては大きく分けて二種類あり、一つが皮膚常在菌で、もう一つが皮膚通過菌である。
常在菌は皮脂腺、皮膚のひだなどに常在する菌でブドウ球菌などがある。通過菌は皮膚表面・爪などに周囲の環境より付着するもので大腸菌や黄色ブドウ球菌がある。昨年のノロウィルスがまんえんした時には、日本中の人が一時的に手を洗うようになった。それは自分だけではなく他人の健康のためにも絶対に必要だったからである。
ある医学者は本当に菌を落とすには石鹸で13回手もみし、泡を落とすのに13回やるのが菌を完全に消去することができるとコメントしている。実際にはここまでやらなくても手を何回か手をもんで洗うことが必要である。もし駅や公園などの公衆トイレでは、洗面所があっても石鹸や手を拭く紙やハンドドライヤーはついていないので、携帯用ウェットティッシュなどを持ち歩くのも一つの方法である。
ともかくほとんどの場合石鹸による手洗いで十分交差感染を防ぐことができると医療機関の研究で証明されている。病気にならないためにも先ず手始めに手洗いをしよう。
参考資料 時事通信 YAHOO!知恵袋 手洗い概説 より

健康コラム

K20.jpg 最近、キューバ医療が世界のマスコミを賑わせている。そのきっかけを作ったのが、何かとアメリカのブッシュ大統領と物議をかもしているあの異端児マイケル・ムーアの映画『sicko・シッコ』である。そして、全米のみならず世界が俄然注目しだしたのがキューバ医療である。

大都市から過疎山村まで全国各地どこでも医療を受けられる上に盲腸、ガン、心臓移植に至るまで手術代から治療費が全てタダになる。また世界のどこにもないワクチンを作り出す最先端技術まで持つ、嘘みたいな本当の話がキューバの医療である。国のGNPが低く生活が楽でないのになぜ充実した医療を受けられるのか。誰しも不思議に思うのも当たり前である。
キューバではそれは哲学の違いと言っているが、本当の理由は、ソ連崩壊後の経済危機を観光とハイテク製品の輸出、パソコンネットの設備の充実などで克服して、今や年12%という驚異的な経済成長を続け、若者の勤労意識を高めたり、格差社会の是正、高齢化社会の対応そして医療福祉の充実を図り成功をなしえた結果だ。
キューバと言うと、どうしてもカストロによる革命というイメージが先行するが、年老いたカストロ革命後、打った最後の一手が職のない若者を雇用しての「もったいない運動」の実践と高齢者のための介護を含めた福祉の充実、ベネズエラなど南米の開発途上国への医療支援であった。

 現代社会では病気(病理的疾患)にかかると高い医療費が必要になってくる、しかし病気になる前の段階で治せば、難なく治すこともできるし、高い医療薬や治療代が必要としなくて済むという利点がある。そこをカストロ率いるキューバが自然医学をたくみに用いて行ったのがキューバ医療である。理想的な医療を実践し、古代の医学の父「ヒポクラテス」の唱える環境と天候、食事を中心とした自然にのっとった医療とあい重なるものがある。
これからは近代医療が停滞し、代替医療が発展して両者を合わせた統合医療が理想的な医療になってくる時代が到来するであろう。その走りともいえるプライマリ・ケアを中心とするキューバ医療こそ、今崩壊する経済の救世主になるのではないだろうか。日本もいずれその方向に向かっていかなければいけない時代が到来しているようだ。

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