健康コラム: 2008年5月アーカイブ

K38.jpg 9日のニュースを一つご紹介しよう。米国の医学誌によると米国ニューヨーク市の42地区に住む4?5才児の喘息罹患(りかん)率及び15歳までの喘息による入院状況を調べた結果、各地域に生えている樹木の数、汚染率、人口密度、民族及び人種の構成によって治癒の経過が違ってくることが分かった。
その中でも樹木が多ければ多いほど小児喘息の治りが良いということは汚染や人口密度などと比較して顕著に違いが出ているようだ。それも約25%という大きな数値が出ている。

皆さんもご存知のとおり居住地域が都会であればあるほど子供達は屋外で遊ぶことが少なくなってくる。それに比例して、その周辺の樹木の数は減少傾向にあるとしている。
そこでニューヨーク市では2017年までに100万本を各地域に植林することを計画しているという。

樹木密度が喘息に及ぼす影響はかなりあるらしく、近隣に樹木が多くある地域に住む子供は樹木が少ない地域に住む子どもに比べて喘息の比率が低いとされている。
アレルギー性喘息の子どもにも樹木は症状緩和に有効であるとイタリアジェノア医科大学の研究グループも発表している。どうも樹木は免疫全般に有効であるようだ。

もともと小児喘息を発症・悪化させる因子はアレルギー性反応を起こすといわれているアレルゲンのほか、気候や天候、運動やストレスなどと大いに関わっている。ともかく子どもたちがベストな環境で健やかに成長してくれることが私の望むところである。
参考資料:Journal of Epidemiology and Community Healthオンライン版 万有製薬 より

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