健康コラム: 2008年12月アーカイブ

K53.jpg 子どもの疾患に「夜驚症」というものがある。別名夢中遊行症ともいう。睡眠中に突然、起き上がって叫び声をあげたり、走り回ったり、時には家の外へ飛び出したりする。この夜驚症はカナダ・モントリオールのサクレ・クール病院の医師たちが研究調査の結果、遺伝的な要因で起きる可能性があると発表した。

今回のこの調査対象は約400組の双子で、ふたりとも「夜驚症」になるケースは、遺伝的にほぼ同じ一卵性双生児のほうが、二卵性よりはるかに多かったという結果を出した。ただし「夜驚症」に関連する特定の遺伝子が発見されたわけではない。

この疾患は3歳から10歳児の男子で、神経質な子どもに多く見られると言われている。原因としては家族素因や情緒障害などの心因性も考えられるようだ。もちろん脳波などには異常が認められていない。ただ、てんかんの発作で同じような行動(精神運動発作)になることがある。多くは成長と共に症状が消失してくるので、後遺症の心配はないようである。治療対策としては規則正しい生活、睡眠の環境を整える、睡眠のリズムをうまくとるなどの方法を用いることが大切である。

子どものときはいろいろな疾患が往々にしてあるので、母親や家族は子どもの様子を普段から注意してみてあげることも必要である。はしか、水疱瘡(みずぼうそう)、おたふくかぜなど命に関わる病気ではないので安易に考えがちだが、注意すべき疾患のひとつであることには違いない。今の時代子どもだからといって、ストレスに陥らないとは言えない。よって心因性の疾患が起こってもおかしくはない。
参考資料:世界びっくりニュース

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