テレビのコマーシャルやユニークな勉強システムで急成長していたNOVAが、特定商取引法違反をしたとして経済産業省に一部業務停止命令を下された。2002年には東京都から既に行政指導を受けていたが一向に改善せず、逆に営業トークを巧みに使い業績を上げていった結果だ。利用者や国民生活センターからNOVAに対して苦情や不満の声が多く寄せられ、社会問題として発展していった。
NOVAは1990年、駅前留学サービスを業務として株式会社ノヴァとして設立。
92年こども英会話をスタート。95年現在の株式会社NOVAに社名を変更。その頃からNOVAうさぎを使ったテレビコマーシャルで人気を博し、若者、サラリーマンおよび子供たちにうけ、一種の社会現象を起こした。その後97年テレビ電話を使ってのお茶の間留学をスタート。2003年には関西電力グループと業務提携し、光ファイバーによるお茶の間留学を開始。まさに日の出の勢いの急成長だった。
現在国内に約1000店舗、昨年からは台湾に1店、今年は中国にも展開していくという。会社には企業理念というものがあり、NOVAの場合も「いかに良いレッスンを」「いかに安く、長く」「一人でも多くの人に」などである。
今問題になっているコムスンもしっかりした企業理念がありながら、実際は全く正反対のことをやろうとしていたところに問題があるように思えてならない。
急成長する企業も創業当時は社会のため、会社のため、家族のためをうたい文句に一生懸命業務に励むがいつの間にか商業ベースに乗っけられ、企業理念とは程遠いものになっていくようだ。それが社会通念違反になったり、行政指導を受けたり、挙句の果てに法律を犯すことになっていく。いつの世にも人の弱みに付け込んでうまい汁を吸う人間はたくさんいる。詐欺を働く人ほど世間の流れに敏感で、あっという間に儲け話をつくるというのがセオリーのようだ。今回のNOVAの一件では、純粋に外国語を勉強しようとする人達の心をずたずたにしたことには変わりないようだ。“欲張らず、少なからず、ちょうどいいあんばい”がいいのは世の中の理想であるが、いかにせん人間は欲の塊でありもっともっと欲しくなるのが常であるようだ。
参考資料:産経新聞 フリー百科事典 NOVAホームページ より
話題シリーズ(13)
米国第2位のバーガーキングが、今日東京・新宿に第1号店をオープンした。以前1993年に西武鉄道グループと組み店舗展開を開始し、その後96年に日本たばこ産業と合弁会社を設立し店舗運営を行ったが、マクドナルドの安売り競争の中で価格の高いバーガーキングは売り上げが伸びず2000年に撤退した。そのバーガーキングが再度日本一のハンバーガー市場である新宿に乗り込むという。