最近若い女性や中高年の女性がグループでランチを楽しむ人が多い。そんな中なんと今度は「お寺でランチ」と称して修行僧の食事である精進料理を食べに行くのが静かなブームとなっている。
魚や動物などの殺生をせず、旬の野菜や穀物、豆類などの味をうまく工夫して作り出す精進料理で、もともと日本人が、なじんでいるベジタリアンフードである。
提供しているのは、横浜市の総持寺や東京小金井市の三光院、和歌山県の高野山総本山金剛峯寺などが一般に開放しランチを食べさせてくれている。
総持寺のランチは煮物、黒胡麻豆腐、筍と高野豆腐の煮つけ、大根ステーキーなど四季を通じて毎月献立が考えられて出されているようだ。最近は多くの方々がランチに訪れるため400?500食分の料理を用意しているという。
三光院では松葉に見立てた銀杏、栗、生麩(なまふ)などをを散らせた「吹き寄せ」が有名で、風情ある庭の見ながら食べる料理は格別のようだ。
特にこの寺で作る「竹之御所流精進料理」は特別で裏庭で育てた無農薬野菜や境内の木の実を使う風流が素晴らしく、まさに自然の恵みに感謝し心の安らぎをも感じて頂ける料理である。そのせいか訪れるのは都内の中高年のグループが多いようだ。
その他、高野山では胡麻豆腐を使った精進料理を1日20食限定で提供し若い女性には写経や瞑想(めいそう)、座禅などの仏教体験も人気が高いようだ。
ともかく現代人は飽食のせいか肥満や健康を害している人が多く、皆さんも自然の命を吹き込んだ精進料理を堪能してみてはいかがだろうか。
参考資料:産経新聞 総持寺、三光院 HP より
話題シリーズ(21)