話題シリーズ: 2008年3月アーカイブ

W27.jpg その「飽食の時代」に登場したのが「フードバンク(食べ物の銀行)」である。品質に問題がないのに包装の不都合やラベルの貼り間違え、容器に傷があり(売り物にならない)食品を有効的に活用していこうという動きが広がっている。特に企業が廃棄する食品や飲料、家庭で使われていない賞味期限切れ前の食品などを生活困窮者、児童養護施設や福祉施設に配給する仕組みが出来つつある。関西ではNPO法人が積極的に事業展開をしているようだ。
しかし私に言わせれば、大体アメリカを真似て賞味・消費期限切れで捨てさせたり、作り過ぎたり、買い過ぎたり物を簡単に捨てることに問題があるのではないか。
既に5年前に行政が指導した「食品リサイクル法」で食品廃棄物を今年度まで20%減らすように業者に義務付けたりしているが、さほど効果が上がっていないようだ。母体がアメリカであるマクドナルドでは今まで作り置きしておいて10分後に廃棄していたハンバーガーを見直し、消費者から注文を受けてから調理する方法に変えてきた。またセブンイレブンなどはおにぎりや弁当などの消費期限のチェック回数を増やし期限の2時間前にならないと棚からおろさないようにしている。
もともとリサイクルは欧米のもので日本には“もったいない”という意識があり、必要以外は作らなかったはずだ。それが意に反したことをやるだけやって何がリサイクルだと言いたい。もっと作る側の「意識の改革」やただ“もったいない”と言うだけの消費者にも「意識の喚起」を求めたい。

話題シリーズ

W26.jpg 日本はいまや世界一豊かな国となった。その中でも食生活は欧米に比べ食べたいものが殆どというくらい食べることができる。その豊かになった食生活の裏で無駄に捨てられてしまう食品が増え続け、今や社会問題にもなっている。
何しろ毎日、清掃工場に大量の食べ残しや賞味期限切れが運び込まれている。戦後間もない頃は食べるものすらなく、切り詰めた食生活を送っていた。あれから50年あまりの間に高度成長とともに日本人の食生活が豊かになり、その結果一番恐れていた「飽食の時代」になってしまった。
昔は農家から出された野菜や果物が店頭に並んだり、色々な工場でつくられたお菓子などの飲食物が小売店に並んだものだ。そして今みたいに大量買いにせず、切り売りをして紙袋や包装紙などに包んで売っていた。それがビニール袋やプラスチック製のもので包まれたり、入れられたりしてきたためダイオキシンなどの環境問題にまで発展してきた。
昔はいちいち廃棄物を分別しなくても捨てられたが時代とともに可燃、不燃、資源などに分けられて処分しなければいけなくなってきた。なんでも見栄えがよく、便利で、体裁が良ければ良いんだという考え方から今日のような環境問題に発展していったことを忘れてはならない。
欧米、特にアメリカの文化や生活習慣をあまりにも真似しすぎたために今日のようなにっちもさっちもいかない状況を作ってしまった。 “もったいない、もったいない”と言いながら、平気で売れ残った食品や賞味期限が切れた食品、さらに食べ残した食物を平気で捨てている現状を見ると何をかいわんやである。これも「飽食の時代」がもたらした弊害である。
参考資料:読売新聞 産経新聞 より

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