話題シリーズ: 2008年10月アーカイブ

W38.jpg ノーベル賞受賞者がスウェーデン王立科学アカデミーで発表された。日本からは4人(益川敏英氏・京都産業大教授、小林誠氏・高エネルギー加速器研究機構名誉教授、南部陽一郎氏・米シカゴ大名誉教授、下村脩氏・ボストン大学名誉教授)がノーベル物理学賞および化学賞を受賞した。ノーベル賞の中でも物理学賞はもっとも難しいと言われ、今まではほとんど欧米人が中心に受賞していた。今回日本人3人が同時受賞したことは喜ばしい限りだ。加えて化学賞も日本人が受賞するという快挙を成し得た。もしかすると文学賞も受賞するかもしれないと国民は期待している。

ノーベル賞には物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞そして1968年から設立された経済学賞がある。面白いのはそれぞれの賞は4ヶ所で選考される。特に物理学賞、化学賞、生理学・医学賞はノーベル賞の中でも最高権威を持つと言われている。

1900年初頭までは、人種差別あるいは誤った業績への授与で非欧米人には受賞させなかったが、1930年インドのチャンドラセカール・ラマン氏が物理学賞を欧米人以外では初めて受賞した。過去にも日本人がすばらしい研究・業績を発表しエントリーされながらも受賞しなかった。その中には野口英世氏や北里柴三郎氏がいたと言われている。やはりこの世界最高のノーベル賞にもこういう歴史があったようだ。これを機に欧米人のみならず世界の素晴らしい研究業績者に公正にノーベル賞を贈ってほしいものだ。
参考資料:フリー百科事典 より

話題シリーズ(38)

W37.jpg 今週始め、北京五輪柔道の金メダリスト石井慧選手が突如、総合格闘技へ転向すると報道された。石井選手といえば度重なる放言で物議をかもし、柔道界のみならず、スポーツ界では非難されていた。

どうもこの選手は武道でも礼節が厳しい柔道界において修行したわりには、礼節をわきまえない人間であるようだ。特に五輪後のインタビューで「優勝できたのは皆さんの応援のおかげではなく、自分の才能のおかげです」と言い放ったのには驚いた。いったいこの人間を何様だと言いたい。おそらくこれを聞いた国民の大方は不愉快になったのではないか。たしかに21歳と若いだけに自由奔放に言動することは、本人にとってはいいことかもしれないが、周りはあまり気分がよくないのではないだろうか。

奇しくも他に同じ人間が二人いる。一人は大相撲の横綱朝青龍、それにボクシングの亀田興毅選手である。三人の共通点は育てた父親に問題があることだ。「強ければいいんだ、礼儀なんてどうでもいい」という考え方が彼たちの正論となってまかり通っているようだ。ましてや大相撲や柔道は国技である。そのため武士道精神が厳しく教えられ、人間形成において礼節を重んじる道である。それが“心・技・体”につながって、その道の最高位を極める。そのことを忘れては問題がある。このままでは三者ともいずれ社会の半端者になり、見向きもされない状況に陥っていくのではないか。昔から親の背中をみて育つという言葉があるように親、特に父親は教育に責任を持ってルールある社会に通用する人間をつくってほしいものだと願うばかりである。

話題シリーズ(37)

2009年6月

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