
東大阪市などの中小企業で作る東大阪宇宙開発協同組合が開発した小型衛星「SOHLA-1」(愛称:まいど1号)が完成し、1月21日種子島宇宙センターから打ち上げられる。
東大阪市は工業集積率全国ナンバーワンで各分野のトップシェアを誇る工場やユニークな商品を開発する"モノづくり"の町として知られている。その東大阪市も不況の波が押し寄せ、技術者も高齢化し若者が集まらなくなってきた。そのため貴重な技術の継承を目的として中小企業の技術者が集まり、人工衛星を打ち上げようというとてつもない計画を2002年12月に立ち上げた。その後独立行政法人である新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業に決まり、5年間で約7億円の支援を受けた。
本格的な人工衛星開発は高度な技術と莫大なコストがかかるが、比較的費用のかからない小型の衛星をつくり大型の人工衛星を打ち上げる際に便乗して打ち上げる方法は、世界中の民間企業や大学で行われている。今回「まいど1号」を含めて6機の小型人工衛星が打ち上げられるが、日本でも宇宙開発利用の裾野を広げようという目的で公募によって選ばれた。このニュースは大不況の中、明るい話題になった。
その6機は「まいど1号」、香川大の親子衛星「KUKAI」、難病や障害がある子と家族の支援に取り組んでいる情報システム会社ソランと東海大が協力して開発した「かがやき」、その他東京大学が開発した地球観測を目的とした折りたたみ式望遠鏡を装備した「PRISM」などユニークな衛星だ。
世の中が不況の中、東大阪市の衛星開発は大きな夢となって実現の方向に進んでいる。大阪だけではなく日本中の小さな会社で働く技術者や子ども達の夢を乗せた「まいど1号」の打ち上げ成功を祈りたい。
参考資料:フジテレビ より
話題シリーズ41