Drの四方山日記: 2008年10月アーカイブ

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623.jpg ラジオで国家公務員の女性進出のことを伝えていた。2008年の国家公務員の女性合格者が過去2番目に多い297人となった。今まで国家公務員は男性主体であった分野であるが、時代とともに女性管理職がこの分野にも進出してきた。もともと日本政府は企業や官庁に女性幹部の比率を2020年までに30%に引き上げる目標を掲げている。

お隣の国、韓国でも女性国家公務員が毎年増え続け、全体の半分近くにせまっているという。日本にしても韓国にしても近年アメリカナイズし、すべてが変化している。ただ女性進出が著しいときは世の中が不景気なときである。こういうとき男性は意外ともろく、政治にしろ、経済にしろうまくことが運ばない。しかし、女性は昔から“母なる大地”と言われるように、国が傾いたとき力を発揮すると言われている。まさに今そういう時である。女性の進出は国にとって大きな力となりうる。

私はアメリカとアジアとは若干違うように思うが、昭和60年男女雇用機会均等法が成立して以来、女性が徐々に社会進出してきた。その後、なかなか企業や官庁の管理職にまでにはなり得なかったが、女性を登用することは今後の日本の発展に必要不可欠になってくるのではないか。今後を期待したい。
参考資料:TBSラジオ より

Drの四方山日記(623)

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622.jpg 私の患者さんに某大手出版社の役員がおられる。いつも忙しく飛び回っているのでなかなか時間が取れないとぼやいていらっしゃる。私が「雑誌や本の売れ行きはいいですか」と尋ねると、「最近、本を読まない若者が多く、売れないんですよ」とお答えになった。

今ちょうど読書週間の最中だ。読書週間は終戦の昭和22年、マスコミや公共図書館および書店経営者などが集まって「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、翌年に読書週間が作られた。そして文化の日(11月3日)を中心にした2週間と定め、全国に広まった。それがいまや国民行事として定着した。

私もよく本を読む。月に2?3冊は読むようにしている。本を読むと思考力や想像力、表現力、忍耐力が高まってくる。また自分が今まで知らなかったことが、本にはたくさん書いてあり、新しい知識を得ることができて感動する。テレビと違って忘れたら、また読むことによって知識を得られるので何か自分の人生を大きく変えてくれるように思える。医学的には読書は脳を活性化させてくれる。刺激は目や耳などの感覚器官から受け末梢神経系を通って脳に運ばれる。伝えられた情報は脳が分析して、知識として蓄積するという。素晴らしいことである。

あの勝海舟も本をよく立ち読みしていたようだ。それを見たある回船問屋の主人が彼に本を譲ったらしい。のちに海舟が支援していた明治女学校に、知り合いの本好きな少女を入学させた。彼女はその学校で教師をしていた島崎藤村と結ばれ、藤村が作家として世に出るのを陰で支えたという。本は知識を得るだけでなく、素晴らしい出会いでもある。また歴史を切り開くきっかけにもなる。
参考資料:産経新聞 読書進化論 より

Drの四方山日記(622)

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621.jpg 25日土曜、仕事を終えてから南熱海の網代へ向かった。行きは新幹線と伊豆線を乗り換えて行った。私もこのところ日曜祭日は、ほとんど予定がつまり、なかなか自分の時間を持てない。今回も翌日早朝よりリゾートマンションの理事会があり、それに参加するためだ。午後一時すぎ、伊東線の各駅停車で小田原へ行く予定にしていたが、急においしい活魚料理(舟盛り)が食べたくなって真鶴で途中下車した。一人旅ならではの行動である。


621b.jpg帰りは小田原からはかねてより乗車したかったロマンスカーを利用することにした。ロマンスカーといえば先頭に展望席のついた特急電車が広く受け入れられ伊豆・箱根へ旅行したい人にとっては最高の輸送機関である。十数年前に一度展望席に乗車したことがあるが、この時は仕事帰りだったせいか、箱根から新宿まで疲れ果ててほとんど寝てしまったのを記憶している。今回はロマンスカーの中でも2005年3月に就役した50000形?VSEという室内がドーム型になり、風景を十分に楽しみたい観光客向けの車両を有するもので、前から一度乗ってみたいなあと思っていたことが実現した。

落ち着きのある居住空間を演出した車両で、騒音もなくトイレもきれいで乗る人の気持ちに配慮した設備はさすがである。小田原から新宿までノンストップで1時間12分で到着した。新幹線と違った乗り心地と爽快さはロマンスカーならではである。久しぶりにリラックスした電車の旅であった。
参考資料:小田急電鉄 より

Drの四方山日記(621)

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620.jpg 世界のニュースの中に面白いのがあった。それは“本物の刑務所がホテルに様変わり”したというもの。南アフリカ・ケープタウンのウォータータウンに隣接する場所に、かつて刑務所として存在していた、1926年まで正真正銘の囚人を収監していた建物がある。

その後1989年まで波止場の黒人労働者の宿泊所として使われていたものをホテルのオーナーが目をつけ“刑務所ホテル”として再利用しようというものだ。ただ名前は「プリズン・ホテル(Prison Hotel)」ではなく「ブレークウォーター・ロッジ(Breakwater Lodge)」という洒落た名になっている。最近の旅行者はちょっとして刺激に慣れているので、このホテルのように“ちょっと怖い気もするけど好奇心をそそる”のが意外と流行るのではないか思う。

私もケープタウンのウォーターフロントに行ったとき、ガイドさんにこのことを教えられてびっくりしたのを覚えている。いまや古代の遺跡や中世の建築物など歴史的建造物が現代風にアレンジされる時代になってきていて驚かされる。ちなみに日本でも網走刑務所が一部の現役刑務所を残して観光用の博物館になっていると聞く。時代は色々な建造物を変えてしまうようだ。
参考資料:exciteニュース より

Drの四方山日記(620)

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619.jpg 日本の伝統芸能を代表する歌舞伎の殿堂、歌舞伎座が老朽化したため、新しく複合建築物として生まれ変わるという。東京の歌舞伎座は国の文化財として指定されているくらい江戸情緒を思わせる絢爛豪華な造りである。

歌舞伎座の歴史をたどると大正10年の火災で全焼し、関東大震災後に復興したが、昭和20年の終戦の年に空襲にあって消失した。そして同26年に今の歌舞伎座ができあがった。その建物を残そうといろいろな方向で検討しているが、いまだ決定はされていない。芝居小屋としては過去に明治座(1993年)や新橋演舞場(1982年)が劇場とオフィス棟を併せ持つ複合ビルとして生まれ変わっている。

確かに歴史的建造物を維持することは大変なことだし、維持費もかかる。そういう意味で残していいものかどうか迷うところである。ただファンとしては歴史ある建造物は残して伝統芸能をつないでいってほしい。また日本の伝統芸能を伝えるのに必要だとも思う。
参考資料:産経新聞 より

Drの四方山日記(619)

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618.jpg 日曜夜、テレビを見ていたら興味ある特集をやっていた。それはいろいろな情報や音楽、ゲームなどがひとつのデバイスで楽しめるという万能機器についてである。この機器はアメリカのチャンビー社が開発したもので、アメリカでは大変な人気らしい。この商品が今度日本に進出するという。

これとよく似た物にアイフォーン(iPHONE)がある。今度のチャンビー(chumby)はアイフォーンと違い、AC電源を使うため外に持ち運びできないが、USBの端子がつきほかの機器と接続して使うことができる。またプログラムに強い人ならば、クーラーやテレビのリモコンにするなど、自分の好きな機能を作り組み込むことができる。アイデア次第で活用方法は無限に広がる。

まだ日本語対応ができないが、年内には日本語対応にアップグレードするらしい。アイフォーン以上に注目されるのではないだろうか。一体これから先、世の中はどこまで進歩・発展していくのだろうか、空恐ろしい限りである。そのうちロボットが人間をコントロールする時代が来るかもしれない。
参考資料:フジテレビ より

Drの四方山日記(618)

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616.jpg ガソリン価格の高騰から自転車を利用する人が増えてきた。いわゆる“自転車の復活”である。都心のみならず郊外に出かけるときも自動車ではなく、自転車を使っているようだ。

最近のショッピングセンターやアウトレットは、大きな駐車場をうたい文句に建設されてきたが、ガソリンの高騰で自動車を控える人が多く、自転車で訪れる人が増えてきたという。そのため、自動車から自転車での来客を考えて店舗の展開を考えていかなければならなくなってきた。

自転車にも人によって好みがあるようで、男性はタイヤの細い乗りやするものを求め、女性は電動アシストつきでタイヤの太いものを求める傾向にあるそうで、気軽に乗られて気軽に停められるところに自転車の魅力を感じているようだ。ただ日本の場合は放置自転車が多いだけに、この問題をクリアしないと完全復活とは言えないのではないか。ともあれ自転車の復活は健康にもいいので多いに利用することがいいのではないか。私も近所の買い物やレンタルビデオを借りに行くときに大いに利用している。
参考資料:TBSラジオ より

Drの四方山日記(616)

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615.jpg 12日朝、午前8時半にスタッフ全員が集合して新宿を出発、一路研修地である長野県東御市に向けて車を走らせた。東京都内はあまり渋滞もなくスムーズに通過したが、関越道は連休のせいか渋滞が激しく、藤岡インターまでに2時間近くかかり、上信越の佐久には予定より一時間近く遅れて到着した。昨年訪れておいしかった信州そば「やまへい」で昼食を摂った。

信州は野鳥や高山植物が多く、自然を満喫するのには絶好の場所。特に研修センターのあるログハウスは標高1000mくらいのところにあり、緑の木々の中に建ち、訪れる者を癒してくれる。ここでの当センターの研修も3回目になりスタッフの教育や連帯感を養うには最高の場所であるようだ。今回も全員でバーベキューを楽しんだ。夜は地元の温泉につかり、さらに私と吉祥寺センター院長の講話を行った。

今まさに世界が激動しその影響で日本も大きく変化している。医療もその例に漏れず、難しい状況だけにスタッフの教育や接客、そして患者さんに対する礼節をしっかり身につけてもらうことが、今年の研修の目的であった。翌日、軽井沢に立ち寄りスタッフ全員でボーリング大会を催し、お互いの連帯感を強めた。ともかくこの二日間は我々にとって、自然を満喫できたし、いろんなことを学べた旅であったように感じた。

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Drの四方山日記(615)

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614.jpg 朝起きて、ラジオで緒形拳氏の訃報を聞いた。緒形拳氏は戦後の俳優の中でも主役、脇役すべてをこなすことで知られ、若者から年配者まで幅広い人気を博していた。特に1978年の「鬼畜」、79年の「復讐するは我にあり」、そして83年の「楢山節考」では真に迫った演技で数々の賞を受賞した。

緒形氏は昭和30年初期に新国劇に入り、名優・辰巳柳太郎氏の付き人をしながら演技を磨き、新国劇のもう一人の雄・島田正吾氏に才能を評価され、主役に抜擢された。それがNHK大河ドラマ「太閤記」の主役につながる。その後、私が書くまでもなく数多くの映画・テレビ・舞台で活躍し、2000年に紫綬褒章を受章する。亡くなる寸前までテレビドラマに出演していた。芸名の緒形拳は劇作家・北条秀司氏の夫人によってつけられた。そのときの読み方は「おがたこぶし」であったという。晩年まで本人は緒形拳(こぶし)という読み方を貫いた。

何しろ、人間味あふれるエネルギッシュな演技で、現在の日本の映画・テレビ界において彼を超える役者はいないと言われている。また映画界の名優が一人去っていった。冥福を祈りたい。
参考資料:フリー百科事典 より

Drの四方山日記(614)

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613.jpg 昨日(5日)、東京大学医学部の鉄門記念講堂で日本統合医療学会(IMJ)の第二回認定医・師・士資格セミナーが開催された。この認定セミナーは全国の医師、歯科医師、看護師、代替相補の医療者が統合医療のリーダーを育成し、我が国の医療を統合的にまとめ全人的医療および個人中心の医療を実現するために開催された。

近年、我が国のみならず世界中で医療崩壊が進んでいる中、正当なる世界の医療を一本化し、患者の目線で医療を受診してもらおうという趣旨から日本統合医療学会が発足した。この学会には近代医療のみならず、伝統医療、相補・代替医療の専門家が一堂に集まり包括医療を行おうと言うものである。すでにこの統合医療を推進するため学術連盟、議員連盟、文化人、企業の会及び市民の会が発足している。

昨日はこの統合医療学会の理事長である渥美和彦氏(東京大学医学部名誉教授)を始め、仁田新一氏(東北大学医学部名誉教授)、坪田一男氏(慶応大学医学部教授)、奥村康氏(順天堂大学医学部教授)、小板橋喜久代氏(群馬大学医学部教授)など11名の医学界の第一線で活躍する講師陣による講義が行われた。

12月に九州・福岡で第一回日本統合医療学会と認定資格試験が行われることになっている。医療崩壊が進んでいる今こそ統合医療専門指導員が必要になってくる。それが安心・安全の医療を提供できることにつながってくる。

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Drの四方山日記(613)

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612.jpg このところのテレビドラマは見ていて退屈だ。特に民放のドラマはストーリーが単純で出ている俳優がみんな同じに見える。その点NHKの「篤姫」や「土曜ドラマ」は見ている人にトキメキを与えてくれる。

しかし、朝ドラの「瞳」が終わり、次の「だんだん」は一話目から感じるものがない。これは私の意見だが、どうやら主人公の麻奈・佳奈の双子の姉妹に今までのヒロインの初々しさがなく朝のドラマとしては爽やかさに欠ける。いままでのヒロインは新人女優特有の新鮮さやけなげさがあって、見ている人の心を動かすものがあった。

だが今回の「だんだん」については主役だけでなく二枚目の吉田栄作がシジミの漁師役であったり、若い石田ひかりが芸妓で母親役であったりしているがどうもピンとこないし、ミスキャストのように思えるのは私だけだろうか。まだ始まって間もないのではあるが、これから先、私自身果たして見続けるだろうが疑問である。

以前、子役のときにいい演技をしたからといって必ず大人になって同じように演じ切れるのかと聞きたい。天才的少女歌手が成熟した後すばらしい声を出ずに消えていく歌手が多いのが現実である。そうかと言って麻奈・加奈をやゆしたりするつもりは毛頭ない。ただ、かつての朝ドラのように番組の進行とともに成長していく初々しい新人女優の演技を視聴者として見たいだけである。

折角、「土曜ドラマ」のような感動的なドラマが作られているだけに、NHKももっと考えて番組を製作してほしいものだ。
参考資料:NHKホームページ

Drの四方山日記(612)

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611.jpg 毎朝、8時15分からNHK連続テレビ小説が放映されている。先月で終わった「瞳」を楽しく見させてもらったが、不思議なことにこのドラマはあまり人気がなくて、朝ドラの平均視聴率としてはワースト記録を作ったそうだ。

そう言われてみるとその前作の貫地谷しほりの「ちりとてちん」、さらにその前の比嘉愛未の「どんと晴れ」は目まぐるしく変わる展開に期待と感動を抱きながら見ていたものだ。それに比べると榮倉奈々の「瞳」は平凡な展開だったので、人気が上がらなかったのだろう。確かにヒップホップなる踊りがでて理解しにくいところが多かった。おそらく若者を意識しての脚本だったのかもしれないが、我々中高年以上の人間にはいまいちピンと来ない。それが低視聴率と不人気につながったのではないだろうかと察せられる。

しかしヒロインの瞳(榮倉奈々)と祖父・勝太郎(西田敏行)の絡みはすばらしく、何か安心して見られたような気がする。ただ伝説のダンサー・KEN(眞木大輔)がいきなり築地の鰹節屋で働くのはちょっとストーリーとしては唐突すぎるし、人気がないということで途中突然「まゆげ猫」なるダンスが作られたりしたのはちょっと無理があったのではないか。でも瞳役の榮倉は初々しく、そのくったくのない笑顔は見ている人を楽しませてくれた。ワーストの割には私は十分楽しめたドラマであった。
参考資料:夕刊フジ

Drの四方山日記(611)

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610.jpg 日本には14の世界遺産があり、いまや観光大国のひとつと言ってもおかしくない。しかし日本のイメージは経済大国である。そこで10月1日から日本に新たに「観光庁」が発足した。観光と言えば、イタリア、フランス、スペイン、ドイツ、アメリカ、中国などが上位を占めている。

特に日本人の旅行好きは有名で、毎年多くの旅行者が各国を観光に訪れる。特に日本女性のイタリア、フランス好きはすさまじくひとつのステータスになっているようだ。そこで我が日本も「住んでよし、訪れてよし」の国づくりを目指し、新たに観光庁が発足したようだ。

日本の最高の観光地としては、京都がダントツで昨年の観光客数は92万人に達していると言う。日本には他にも歴史的・文化的価値のある場所が多いだけに、期待をかけているようだ。私も旅行好きだから世界旅行を終えたら国内の観光名所を訪れたいと思っている。

この今回の発足によって日本の良さを世界に知ってもらい、ヨーロッパ並みの旅行者が日本に訪れる、すばらしい試みになることを願う。
参考資料:観光庁ホームページ

Drの四方山日記(610)

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609.jpg 9月13日より上海を舞台としたドラマが始まった。それはNHK土曜ドラマ「上海タイフーン」である。キャリアウーマンとしてアパレル会社でバリバリ仕事をこなしていた32歳の女性が、新製品の共同開発をめぐり衝突し、問題を起こす。

帰国後、退社を余儀なくされ、恋人にまで振られ、行く場を失う。そのときかつて上海で父が失踪したことを思い出し、一番嫌いのはずであった上海に乗り込んで上海での“リベンジ”を誓う。しかし、文化、習慣、言葉の違いから厳しい現実にぶち当たり、苦悩を重ねながら競争社会に立ち向かって、一生懸命生き、やがて国を超えた人間関係を築いて自分の幸せを見つけていくという物語である。

中国はここ数年、すさまじいスピードで発展している。特に国際経済都市・上海は超富裕層が出現し、何か日本のバブルや高度経済成長期を思い起こさせる。私もこの5月に訪れたときその姿を目の当たりにしてびっくりした。高層ビルが何千と建ち並び超高速リニアモーターカーが走るなど、近代国家を彷彿とさせ、昔の中国の面影はなかった。

そんな中ビルの谷間に里弄(リーロン)と呼ばれる古い長屋が立ち並んでいた。私が泊まったホテルからも、その一角が見えあれは何だろうと思った。その場所が今回のドラマの舞台となった場所である。その時を思い出しながらこのドラマを見ている。久しぶりに笑って泣いて感動できるドラマに出会った。すばらしい出来である。あと2回放映されるが、上海らしい物語を期待する。
参考資料:NHKホームページ より

Drの四方山日記(609)

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